心霊写真を見せられて怯える怖がりな彼女を、膝立ちで下から激しく突き上げて
俺の彼女はずいぶんと怖がりだ。助けを求められた俺が部屋を訪れると、心霊写真を見せられて怯えきった彼女は布団の中で泣いていた。「エロいことをしていると幽霊は来ない」と信じる彼女をベッドの上で膝立ちにさせ、胸を舐めながら入れるだけで彼女は達してしまい……
煌々と明るい部屋の中、壁際に押しつけられているベッドの中からぐすっとすすり泣いている声が聞こえて、俺は思わず苦笑を漏らした。
持っていた鞄とコンビニの袋をそっとローテーブルに乗せる。
「ただいま、耀子。どうしたんだ?」
「……怖い画像、見せられ、て」
盛り上がった布団の中から掠れた声が聞こえてきて、俺がいるよ、と穏やかに応じた。
今の彼女は心霊写真を誰かに見せられて怯えきっている。
俺はベッドの横に膝を突きながら、帰ってきたばかりで冷たい自分の手を擦り合わせて温め、布団の下に入れた。
「耀子、ほら、俺の手を握って。怖かったね、でもここには俺しかいないから」
はっきり言えば俺は幽霊も妖怪も信じていない。
未確認飛行物体と雪男、猫又も。
だが彼女は仕事としてゲームのシナリオを書いているせいか、それともただの怖がりなのか、時々、怖がってベッドに引きこもってしまう。
「……武史、ありがとう」
俺の手を握った手は柔らかく、震えている。
ややあって布団の下から出てきた彼女の顔は涙ですっかりぐしゃぐしゃだったが、俺の大好きな彼女だった。
耀子の頭や髪を撫でつけ、引き寄せた手にキスをした。
「お腹空いている?コンビニで適当に弁当を買ってきたけど」
「――……」
耀子の頬がうっすらと赤くなる。
武史、とぎこちない口調で名を呼んで、耀子は俺の手を引っ張って腕に抱き込んだ。
ずっと泣いていた彼女の身体はずいぶんと熱い。
「武史、……その、幽霊は、さ」
「知ってる。エロいことしてると、来ないんだよね」
うん、とうなずく耀子は可愛かった。
ここに幽霊はいないが彼女の頭の中にはいるのだろう。
俺に任せてと囁き、額にキスを落とすと、耀子は涙に濡れた顔で恥じ入りながらも嬉しそうに笑った。
「来てくれてありがとう、武史。……脱ぐ?」
「俺がやるよ」
部屋の電気は付けっぱなしだったが、消すと彼女が怯えることはわかっていた。
彼女のセーターに手を掛けて脱がしながら鼻先や目元に何度も唇を押しつける。
それがくすぐったかったのか、ようやく笑ってくれた耀子を抱き寄せ、俺はベッドに乗り上げた。
「可愛い耀子、……ほら、腕を上げて?」
「武史……、ん」
セーターと下のシャツを脱がせながら肩、鎖骨を唇でついばみ、ブラのホックを外す。
脱がせたそれをベッドの隅に投げた。
あらわになった胸を手の平に包み、押し倒しながら乳首にキスすると、耀子はまるで猫のような声を上げて俺の頭を抱き込んだ。
「武史のおかげでもう怖くない」
「よかった。俺にだって怖い物があるから気持ちはわかるよ」
「なにが怖いの?」
「高いところ」
笑いながら答えて、ベルトを外してジーパンと下着を脱がす。
耀子は一糸まとわぬ全裸になると大きくため息を漏らし、にこっと笑うなり俺に襲いかかってきた。
コートに背広の上着、ネクタイをあっという間に脱がせ、ぽんぽんとベッドの下に投げていく。
しわになる、と言い掛けて、俺は言葉を換えた。
「……もしかして耀子、すごいやる気になってる?」
「幽霊の写真、本当に怖かったし、武史の言葉が嬉しくて興奮しちゃった」
「……そうみたいだね」
こちらを見る耀子の胸はすっかり尖って上を向いている。
俺は生唾を飲み込み、抱き寄せた耀子の首筋、胸、へそに唇を押し当てて軽く吸い上げながらそっと下肢に触れた。
大胆に脚を開いた耀子が髪を撫で、キスをしながら大好き、と熱っぽい声で囁く。
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