単位をください。悪魔の囁きにのせられて
大学の講師に呼び出された私。誰もいない薄暗い体育館倉庫で、単位欲しさに先生の言いなりになる私。命令されるがままにセーラー服を着て、ロープで身体を縛られて…単位と引き換えに、されるがままに激しく犯されてしまう…。
「何で呼び出されてるか、もちろんわかってるよな?」
誰もいない静かな大学の倉庫。
小窓から僅かな光だけが差し込む薄暗くて埃っぽい場所だ。
休講日の今日、大学の講師から突然の呼び出しだった。
呼び出しの原因はおそらく…。
『単位のこと…ですよね?』
「そうだ。このままだと卒業できないってわかってるのか?」
『困ります…企業の内定もらってるんです!』
「君が卒業できるかどうかは先生次第なんだけどな」
授業を疎かにしていたのは私が悪い…。
奨学金を稼ぐために毎晩遅くまで必死にアルバイトをしていたら、どうしても大学を遅刻しがちになってしまい、朝一にある秋元先生の授業の単位だけ落としてしまったのだった。
『単位…ください…お願いします…』
「そんなにも単位が欲しいのか?」
『はい…』
「わかった」
そう言うと、秋元先生は倉庫の重い扉をガラガラガラと閉め施錠をした。
そのまま私の方へとゆっくり近づいてきて、大きな手のひらで厭らしく太ももを撫でた。
『嫌っ…何するんですか!』
「嫌?何が嫌なんだ?単位が欲しいんだよな?」
私の身体を上から下まで舐めるように見てくる秋元先生に湧き上がる恐怖。
思わず後ずさると、背中に跳び箱が当たり逃げ場がないことを知った。
「もう一回聞く。単位が欲しいんだよな?」
それはもちろん欲しいに決まっている。
卒業できないと内定は勿論取り消しだ。
留年してもう一年追加で大学に通うだけの学費を払う余裕も私にはない。
黙って頷くと、秋元先生は不気味に笑った。
「それなら先生の言うことくらい聞けるだろ」
逆らえない威圧感がただただ怖かった。
『…何をすればいいですか?』
「まずはこれに着替えて」
渡されたのは、いかにもな感じがするセーラー服のコスプレだった。
『どうしてこんなもの…』
「いちいち質問をするな。黙って言う通りにしろ」
秋元先生の冷酷な声に、私は慌てて物の影に移動し、渡されたセーラー服に着替えた。
短めの丈のスカート…こんなものを着せるなんて、どうかしてる…。
『…着替えました』
スカートの裾を押さえながら戻ると、さっきまではなかった三脚が立てられ、ビデオカメラが設置されていた。
私の方を向けられているレンズ。
『なんなんですか、これ…』
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