息子の願い事。旦那様と甘ラブ子作りエッチ
結婚して数年。可愛い子どもにも恵まれて幸せな日常を送っていたある日のこと。息子から突然、弟が欲しいと言われて…。息子が寝静まったあと旦那様から子作りエッチのお誘い。お姫様抱っこでソファに連れていかれて甘い夜が始まる…。
「はると。ほっぺにご飯粒付いてるよ」
湊斗が優しい眼差しで言えば、
「ん?どこー?」
小さな手で子供用のフォークを握り締めながら、はるとが自分のほっぺたを触る。
『はると、手にもご飯粒付いてるよ?』
私は笑いながらそれを取って自分の口に入れる。
そんな家族の微笑ましい日常。
はるとは私と湊斗が授かった大切な一人息子。
何よりも大切な宝物だ。
「ねぇ、パパ、ママ?」
『ん?どうしたの?』
「はると、おとうとがほしい!」
『えぇ!?うーん…』
突拍子もない息子からの言葉。
言葉を話せるようになってから、色々なことを話してくれるようになった。
でも今回の突拍子もない息子の願い事はすぐに叶えてあげれるかどうかもわからないこと。
私は返答に困りながら、なんとかはぐらかしてやり過ごした…。
*****
『やっと寝てくれた…』
あのあと、どうしたら弟ができるのか、いつになったらできるのかと質問攻めに合い、ようやく疲れ果てて眠る我が子にそっと布団をかけた。
本当に我が子の成長には驚かされる。
初めての育児は悩んだり戸惑うことの連続だけれど、スヤスヤと眠る息子の寝顔を見てるとすべてが吹っ飛ぶくらいに愛おしくて、自然と表情が緩んでしまうほどに幸せを感じる。
「こうして寝顔を見てるとさ、幸せな気持ちになるよな」
『だね』
「幸せすぎてさ…もう一人、家族が増えたらもっと幸せだろうなってつくづく思うよ」
『えっ!?』
その言葉に驚いて視線を上げると、柔らかく微笑む湊斗と視線が絡み合った。
「可愛いはるとの頼みでもあるし」
そう言って立ち上がった湊斗は私をお姫様だっこで抱え上げた。
『ちょっと、湊斗っ!?』
「美桜…俺の子ども産んで?」
『んぁっ…』
抱き抱えられたまま耳元で囁かれ、思わず甘い吐息が漏れる。
『でも今は…だっ…だめ!降ろして!』
「どうしてダメなの?」
『だってっ…はるとが起きちゃうかもしれないし…』
「こんなぐっすり寝てるんだから大丈夫だよ。それにそんなこと言ってたらいつまでも美桜のこと抱けないじゃん」
確かに、夫婦二人だった頃に比べて肌を重ねあう回数が減ったのは事実。
「美桜は嫌?」
『…嫌なわけないよ…私だって、湊斗とシたい…』
久しぶりの甘い雰囲気にドキドキと鼓動が高まり、抱えられたままリビングへと連れていかれた。
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