俺とセックスしてみよう?飲み屋で知り合った色気漂う年上のオトコに、最高のセックスを教えてもらうはなし
セックスにトラウマを抱えている私は、居酒屋で知り合った年上の男性に好意を持ってしまった。落ち着いている彼に酔った勢いで好きな女性のタイプを聞いてみると、それが自分に当てはまっていて嬉しく思う。思い切ってトラウマをさらけ出してみると、彼はとんでもないことを持ちかけてきた。
「生1つ、大ジョッキで。あとは…枝豆とお刺身ください」
華金、こじんまりとした飲み屋、いつものメニュー。そして…
「今週もお疲れ様」
いつも同じカウンター席に座る私と、隣に座っている優しく笑うイケメンな彼。彼といってもだいぶ年上のサラリーマンだけど。でも私には素敵で魅力的な人だ。
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彼こと津田さんとは、私がこの飲み屋に来るようになってから知り合った。その日はカウンター席しか空いてなくて、隅っこに座る男性の隣に座った。隣の席が男性だろうが、私はお構いなしに飲みたいものを飲み、食べたいものを食べ、1人居酒屋を満喫していた。
大ジョッキのビールを3杯飲み干した私に
「すごく美味しそうに飲みますね」と、声をかけられた。声をかけられてナンパみたいなものかと思ったけれど、よくよく隣の男性を見るとナンパするようには見えない落ち着いている人だと思った。優しく笑うんだなぁ、そんな第一印象だ。
「あ、ビール好きでして…。すみません、お見苦しいところをお見せしてしまって」
「そんなことないよ。美味しそうに食べて飲んでるの、清々しいなって思って。大ジョッキ3杯とか豪快だね」
「なんていうか、女子会とかこんな感じで飲むと引かれるんですよね。ビールじゃなくてもっとオシャレなの飲みなよって」
「あぁ。女の子ってそういうの気にするんだね」
「そうなんです。そんなんだから合コンで男子からも引かれるんだって」
「なるほどね。でも気にしない男もいるんじゃない?」
「まぁ、そう思いたいんですけど。友達の合コンて、ハイスペックで。オシャレなワインバーとかなんですよ。すっごくビール飲みたいのになんでワインなんだーって、我慢してました」
「そっかぁ。君も大変なんだね」
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そんな出会い方をしてから、今日で一ヶ月経つ。それからというもの華金は津田さんとこの居酒屋で、もはや定位置となったカウンターで飲むのがお決まりになった。アラフォーな彼は、いわゆるイケおじと言うんだろうか。
そこら辺の男性よりずっと素敵な男性だと思う。普通にイケメンだし、私がビールを何杯飲もうが気にすることもなく、会話も楽しい。
波長でも合うのだろうか、津田さんといる時間はなんの緊張もなく素でいられた。合コンなんかよりずっと楽しくて、美味しいお酒が飲めた。
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