年上だって甘えたい!!年下彼女が冷たいのでえっちに慰めてもらうことにした
3つ年下の彼女は会社の後輩。昔はあんなに可愛かったのに今では俺より新人優先…。せっかくの休みなんだから携帯なんて見てないで俺に構えよっ!!!嫉妬むき出しからの構ってモード。エッチなよしよしをしてもらって、お約束のようにベッドでイチャイチャセックスするのがたまらなく好き。
「朱音は少し…可愛げがなくなった」
ムスッとした様子を前面に出し、俺は年甲斐もなく不貞腐れていた。
「信親は少し…甘えたになりましたね」
そんな俺をクスクスと笑うのは3つ下の彼女だ。
同棲し始めて買った3人掛けの大きめのソファー。
俺はそこに彼女の膝を借りて横になっている。
何も予定のない休日の昼下がり。
甘えたモードの俺を、どこか余裕で袖にする彼女は可愛さ余って憎さ100倍だ。
怒ってるんだからなと、伝えるように彼女の腹に顔を埋めてグリグリと擦り付けるが、そうすれば彼女は一層可笑しそうにコロコロと笑った。
――最近、完全に立場が逆転してきている。
そう思わずにはいられないほど、俺は彼女にヤキモチを焼くようになったし、彼女はどんどん自信家になっていった。
付き合い始めの頃…いや、もっと前。
新卒採用の彼女に、俺が教育担当としてついていた頃。
あの頃は、社内でも仏頂面で有名な俺の顔色がわからずに一言発するだけでもビクビクしていたのに。
今やそんな可愛い後輩は、俺の頭上で携帯をいじる余裕すらつけたふてぶてしい彼女となった。
「誰と連絡を取ってる?…あいつか、新卒のあいつか」
「あいつって言い方は可哀想ですよ?すぐにヤキモチ焼くんだから」
俺の会社は入社3年目が新人の育成につく。
今年28歳になる俺は部署のチーフマネージャーとなり、彼女は後輩の教育担当となった。
「朱音があいつに構いすぎるからモヤモヤするんだろう?」
俺は彼女の手から携帯を取り上げた。
画面に映っているのは新人の社用LINEで、ちゃんと仕事の要件だった。
それでも俺は気に入らなくて、近くのサイドテーブルに彼女の携帯を雑に置く。
ギュッと、細い腰に両腕を回す。
これは俺のだと、世界に発信したかった。
「もう…本当に信親は甘えん坊になったなぁ」
男として威厳がなさすぎるが、彼女は意外とこんな俺を気に入ってくれていた。
会社ではすました顔でなんでもこなすエリートだと謳われる俺だ。
当然、彼女だってそんな俺に惚れたのだと思っていたが…。
『不器用だけど実は一番後輩思いな先輩に惚れました!』と告白をされた。
正直、お世辞も言えなければニコリともしない俺に彼女ができた過去はない。
だから本当に朱音からの告白は嬉しかったし、その頃にはすでに、俺も彼女に惹かれていた。
まぁ…彼女がこんなにも、実は意地が悪いとは知らなかったが。
俺が妬いているのを見て楽しむ傾向にある彼女は、でも俺がムスッとすると全力で甘やかしてくれる。
よしよし、だなんて子供をあやすように頭を撫でてくれる。
「信親の顔が見たいなぁ〜…どうしたら顔見せてくれます?」
「おっぱい枕がいい」
そんな彼女だから俺もだんだん遠慮なく甘えるようになったし、昔だったらためらった言葉も恥ずかしげもなく言うようになった。
ガバッと顔を上げて真顔を決めた俺に彼女はあはははっと大声で笑った。
ただの先輩後輩の関係ではあり得なかったあたたかで賑やかな空気はまんざらでもなかった。
可愛いっっっ!!!
2人の明るい雰囲気とか、幸せそうな表情が浮かんでくるようです!
幸せになってほしい!
ななし さん 2021年5月4日