お酒の飲みすぎには気をつけて
やっとお互いに大事な仕事が終わり、彼とゆっくり自宅で飲んでいた私。お互いに仕事の疲れとストレス発散でその日は2人とも飲みすぎていた。何かがプツンと私の中で切れて、いつの間にか彼を食べてしまっていた。
彼と久々の家飲み。明日は休みの金曜日の夜。
お互いに仕事が忙しくて、こんなにゆっくり逢えたのは約2週間ぶり。
まめに連絡は取ってたし、電話もしてた。仕事帰りに食事だけしてバイバイする時もあった。
やっとお互いに大事な仕事が終わり、ゆっくり出来る日がやってきた。
デリバリー頼んで、お互いにお酒を持ち寄り、お風呂に入って準備万端。
缶ビール片手に「「かんぱーい」」コツンと音を鳴らし口に含んでいく。
「んーうまい!」
「はぁー生き返るな(笑)」
「ヤバイね。うちらオッサンみたいじゃない(笑)」
「仕方ねぇよ。マジで忙しかったもん。本当にお疲れ」
「お疲れ様」
「途中で何やってるか分からないくらい忙しかったね」
部署は違うが同じ会社内で働いている2人。
今回任されたプロジェクトには2人とも関与してて、お互いに理解していた。
このプロジェクトが終わるまで、お互いに羽目を外さず、セーブしてたため、その反動が今来てる。
2人ともお酒を飲むスピードがはやい。
次々に空になっていく空き缶、それでもお互いに止めようとはしなかった。
次第に身体が火照り暑くなってくる。
「んー、あっつ」
私は着ていたTシャツを脱ぎナイトブラ1枚に。
「あっ、ずるい…俺も脱ぐ」
彼もTシャツを脱ぎ上半身裸に。
鍛えられてるその身体はいつ見ても惚れ惚れしてしまう。
それに加え、ほんのり赤くなっている身体はエロさを増していた。
今の状況がどういった状況なのか…酔いすぎた2人には関係ない。
脱いだことによりお互いの視線は身体へ。
陽気に話していたのに、急にぎこちなくなる2人。
隣に座っていたこともあり、缶をテーブルにおき見つめあいながら距離を詰めていった。
「ちゅー…していい?」
彼からのスタートとの合図。
「うん。…したい」
彼の手が頬に触れた時、何時もより熱く感じた。
近づく顔に目を閉じ受け入れる。
啄むキスからお互いに口を開け舌を差し込む。
「んっ…ふっ」
「酒の味がすんね(笑)」
「お互い様でしょ(笑)ねぇ…続き…」
「かぁわいい」
〈!–nextpage–〉
ピチャピチャッと唾液の絡まる音と、舌を吸われる度に口飲端から漏れる吐息で興奮してきた。
彼は必ずキスをするとき、耳に手を当て塞いでくる。
頭の中で反響する厭らしい音がまた堪らなく気持ちいい。
でも、今日に限ってキスだけでそれから先には進んでこない。
何時もならもう胸に手があるはずなのに。
日頃積極的になるまでに時間のかかる私が最初から飛ばしてることに興奮してるのか、口を離す度にニヤっと笑って口付けられてる。
この顔はきっと私が次にして欲しいことを待ってる合図。
「意地悪やぁだ…触って」
「意地悪してないよ?どこをどうして欲しいか言わないと俺酔いすぎててわかんなぁい(笑)」
チュッ、チュッと口にキスをしながら私の次の言葉を待ってる。
急に恥ずかしくなって彼の手を取りナイトブラの中に突っ込み胸へと押し当てた。
「ふはっ!だいたん(笑)仕方ないなぁ、触ってあげる」
ゆっくり揉まれて形を変える胸。
ただ敏感で既に立ち上がってるとこは無視して周りだけを掠めてく。
彼の指が中心に近い時に身体を捩って触らせようとしてみても、スッと離れていってしまう。
「ん?どうした?身体が動いてるよ?」
「ねぇ…やぁだ、触って…」
「んー、どうしょっかな(笑)こんなエロくて素直なとこあんまり見れないし、もうちょっと堪能したいんだけど」
「…けちぃ…」
「かわいい、マジで」
それでも触ってくれなくて、期待しすぎて疼く身体にはやく刺激が欲しくて…
「もう、怒った!」
そう言って彼を押し倒してしまった。
「ウワッ!ちょっ、どした?」
「意地悪するなら私もする」
近くにあった私の部屋Tシャツで彼の手を縛り上に上げてソファーの足と結びつけた。
「えっ、待って。ごめん、ちゃんとするから」
「うるさい!もう、私が勝手にする!」
彼の上に跨がり顔を覗き込む。
綺麗な目。そこにキス。お鼻に、頬に。私が口を半開きにして口のところに近づけば、彼も受け入れるために口を少し開けて待ってるが、ベーっと舌を出して無視してあげた。
〈!–nextpage–〉
そのまま顎にキス。首にキス。鎖骨に…
普段は私が舐められるだけの胸だけど、今日は彼の小さな胸の突起にキスすると…
「くすぐった…っく」
女と違う反応だけどお構い無しに口に含み舌で転がしもう片方はネイルしてる爪で弾いたり捏ねたりする。
「…待って、俺がするから…っん、はぁ…マジ…ダメっ、って、」
彼の吐息混じりの声に興奮が隠せないし、跨がっていたところが彼の中心で硬く熱を持ってるのが分かる。
初めはくすぐったそうに身体を捩ってたけど、私が自分の股と彼の硬くなったものを擦り付けながら舐めれば声色が変わった。
「んっ…はぁ…腰、押し付けんな…って」
両方の胸を舐めて、吸って、つねって、捏ねて、引っ掻いて…
与えられる刺激に彼の腰が動いてきた。
「気持ちいい?腰、私に押し当てて悪い子」
「気持ちいいから交代しよ。俺がしたい」
「だぁめ。怒ったから今日はさせてあげないもん」
「…くっそ!可愛いし興奮すんだけど…でも…」
「黙って感じてて」
胸をいじってた片方を彼の手を硬くなった所に滑らせ、ズボンの上からなぞる。
「飲んでるのに元気だね(笑)」
「ねぇ、これ外して。俺も触りたい」
「やぁだ」
下から上になぞれば服越しでも熱を持ってるのが分かる。
そのままズボンのゴムのところまで手を上げて中へと突っ込んだ。
下着の中に入った私の手が彼のモノに当たる。大きくていつも私を満たしてくれるモノを握り上下に動かしながら、胸の愛撫を続けた。
「っつ…はぁ、ヤバッ、、気持ち、いっ…」
「舐めてないのにクチュクチュいってるよ。胸舐められて先端から先走り出てんじゃん。やらしい」
「くそっ、…マジで後で覚えとけよ!」
「しぃらない(笑)」
胸を舐めるのをやめ、モノの刺激もやめて、彼のズボンに手を掛け一気に下着ごと引き下ろした。
ブルンって音が合うように、勢いよく飛び出てきた熱を持ったモノ。
先走りで濡れてて、厭らしい。
彼の今まで見ることのない姿と、自分が攻めてる快感に私の身体は疼きまくっていた。
本当は舐めてあげたいけど、今はそれよりコレを中に収めたい。
ボックスから1枚スキンをとりだし、彼のモノに装着する。
私もズボンと下着を脱ぎ捨て彼の上に跨がった。
彼のモノを敏感な部分で挟み上下に擦りあげる。
ピチャッ、クチュッと完全に受け入れ万端な私。
「はぁ、気持ちいい…っん、あっん、」
「すげぇ濡れてる…」
腰を振るスピードが早くて1人で彼のモノを使って感じていた。
「んっ、ふっ…あっ、やっ…あんっ…」
「…待って…入れて、中で出したい」
「今、いいとこ…だからやぁだ…っん…イキそ」
擦りあげる度に、敏感な突起が擦れてキモチよくてそれだけでイッてしまった。
「あっ…いっ、、イッくぅ~んっ」
〈!–nextpage–〉
1人でキモチよくてイッてしまった身体は、ビクッビクッと痙攣する。
それでもお酒のせいなのかまだからだの疼きが、止まらなくて息を整えて今度はモノを握り私の中へと導いた。
待ってましたと言わんばかりに、出っ張った所が入ったタイミングで彼が一気に腰を下から上に突き上げた。
「…やぁ…あっ、一気、っにおくぅ」
「くっ…あっつ」
下から突き上げられる快感に敏感になってるナカの彼の形がよく分かる。
「あっ、あっん、あん、激しっ、…」
「我慢させられたんだ、止まれるかよ…っく…締め付け、ヤバッ」
彼の体力はすごくて、腕を拘束されてるのに、突き上げる腰の強さは力強くて受け止めるのがやっと。
体制を崩して彼の身体に寄りかかってしまう。
ナイトブラ越しに胸の突起が擦れてウズウズしてきた。
前のめりになり、少しモノとナカに余裕が出来奥へと届かなくなった。
「ねぇ、起き上がって…奥まで入りたい」
「あっ、んっ、待って…動けなっい…」
彼の腰の動きが少しゆっくりになりその間に呼吸を整える。
「少しだけ私に動かさせて」
そう言って身体を起こし、ナイトブラを取り外し私のペースで腰を動かし始めた。
奥にいきすぎないように、加減しながらユルユルと腰を上下に動かす。
クチュックチュッと結合部から厭らしい音が部屋へと響く。
こんなこと今までしたことないけど、胸の刺激も欲しくて両手で自分の胸を下から包み突起を摘まみながら腰を動かした。
「はぁん、…っん、キモチいいよぉ…」
「っく、もう、マジで…はぁ、なんなの…エロすぎなんだけど…はぁ」
自分で動くだけじゃ奥のキモチいいところまでは当たらなくて。
グッと腰を奥に下ろしてもそれだけじゃ足りない…。
「もう、意地悪しないっ?っん…ふぁ」
「しない、しないから」
「んっ、イキたい?」
「イキたい…ふぅ、」
「いいよぉ、奥に出して」
私の言葉に彼の目がギラつき、一気に腰を突き立てる。
「っ、ひっ、…あたるっ…」
彼の強すぎる腰の動きに、胸を揉んでいた手を彼の胸に置き、与えられる刺激に何とか体制を耐えていた。
「あっ、…んっ、あんっ、やぁ…」
「っく、はぁ、好きだよ…」
「あんっ、わたっしも、すきぃ、…」
ストロークが大きくなり、身体がぶつかる音も大きくなる。
興奮して満ちてる音は、2人の声と同じぐらい響いていた。
「はぁ、もう、出るっ…」
「出して!奥にっ…あっあああ、あぁ~っん」
激しく突き上げられた腰の動きが止まり、ナカでビクつく彼のモノをぎゅうぎゅうと締め付けてる。
それに合わせてゴム越しに出ているモノを感じながら彼の身体に倒れ込んだ。
動きすぎて、揺られ過ぎて、酔いが回り、荒い息を整えながら彼の手を結んでいたTシャツをかろうじてほどき目を閉じた。
朝起きたら、怒った彼に散々喘がされ、動けなくなってしまったのはここだけの話。
Fin.
レビューを書く