メンタルクリニックにて、主治医のお医者様と甘々エッチ
親から結婚を急かされる、良家のお嬢様・桜子。連日のお見合いによるストレスでメンタルクリニックに通う桜子だったが、そこで主治医の安藤から急に告白を受け、診察室であるにも関わらず、押し倒されてしまうのだった…。
「桜子さん。元気が無さそうですが、一体どうなさいましたか?」
心療内科医の安藤に尋ねられ、24歳のうら若き桜子は、溜息交じりで答える。
『はい。実は安藤先生…。お恥ずかしながら両親に早く結婚するように急かされているんですが、中々上手く行かなくて…』
一条桜子の家は、代々伝わる華道の名門家であった。
その為、1人娘の桜子自身も子どもの頃から華道は勿論、日本舞踊や料理などさまざまな礼儀作法を叩き込まれてきた。
つまり正真正銘のお嬢様というわけである。
美人な母親似で、艶やかな黒髪が目を引く和風美人に成長した桜子だったが、家柄もあって自由恋愛というわけにもいかない。
「一条家に相応しい男性でなければ」というのが両親達の口癖で、その願望を叶える為に桜子は連日、お見合い三昧だったというわけだ。
『確かに、一条家の跡取りとして、然るべき男性と結婚するべきだと思っています。でも、私、拒絶されてばかりで…』
桜子はそう言うと、うなだれてしまった。
その様子を見て、30歳の若き医師安藤も心配そうに、顔を曇らせている。
決して彼女の人間性に問題があるということではないのだが「華道の名門」である一条家の敷居が高すぎるが為に、いつも桜子は見合い話で断られてしまうのだった。
だが純粋な桜子は「自分に非がある」と思い込み、傷付いてしまったために、ここ最近、一条家ご用達のメンタルクリニックを訪れていたのである。
『私、女性としての魅力に乏しいんでしょうか?そう思うと、夜も眠れなくて…』
「そんなことありません!」
急に安藤がそう言って、診察椅子から立ち上がった為、桜子はビックリした。
いかにもクールで理知的な眼鏡医師といった面持ちの安藤が、こんな風に感情的に声を荒げるなんて、信じられなかったのである。
更に安藤は自分の両肩に手をかけてくるではないか。
『あ、安藤先生…。一体どうしたんですか?』
「桜子さん、あなたはとっても魅力的だ。だって僕はずっと、あなたのことを…」
そう言いながら安藤は、診療室であるというのにも関わらず、桜子にキスをした。
丸く収めたけど
メンタル適にはドクターが心身障害なのでは?
患者に婦女暴行を行えば医師免許没収ですからね
まー細かい事はともかく
楽しい作品でした
新作をお待ちしております
眞里 さん 2025年5月26日