普通のマッサージ店だと思ったら性感帯マッサージだった (Page 4)
辻野は人懐っこい笑みを浮かべた。
「教えてくださりありがとうございます。たくさん気持ちよくなりましょうね」
辻野は変わらぬ笑みで中を激しく擦った。
ただ強いだけでない、中を抉るように、ピンポイントで弱い部分を刺激できるように、激しく押される。
快楽と共に湧き上がる尿意に雪菜は首を振った。
「あっあっあっ…! でちゃ、あっぁう、でちゃう…!」
指を勢いよく抜かれ、尿道から潮が噴き出した。
ベッドが潮で汚れる様が艶かしい。
荒い呼吸を抑えながら快楽の余韻に浸る。
辻野はゆっくり指を引き抜き、バスローブを掛け直す。
一歩下がり、礼儀正しく頭を下げた。
「これで施術は終了となります。お疲れ様でした。シャワー室はご入場の際ご使用したところをお使いください。本日はありがとうございました」
終わってしまったのだと思う反面、十分すぎる内容に雪菜の胸は満たされていた。
辻野は頭をあげると人懐っこい笑みを浮かべたのだった。
「また、よろしくお願いします」
Fin.
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