夫の不倫を目撃した日に痴漢されて、自ら堕ちていく人妻 (Page 5)

「…こんばんは」

突如耳元で、昨日の低い声が響く。

硬直する背中を撫でるように、手が触れる。
それだけで私の身体は、熱を持ってしまう。

「続き、して欲しかったんだ？」

お尻をさわさわと触りながら、痴漢の男は甘く囁く。

「…は、ぃ」

しぼりだしたのは、今にも消えそうな声だった。

「素直だね」

恥ずかしすぎて、クラクラする。

本当にいいのかな、本当に…
不安と期待がぐるぐると駆け巡る。

しかしもう、引き返せない。

男の手が、昨日のように割れ目をなぞる。
くちゃ…という感覚がして、私はぴくんと震えた。

「まだ何もしてないのにね？」

もう濡れてしまっている自分の身体に驚く。

期待してしまっているのだ。
この痴漢男に、これから激しく抱かれることを。

「ぁっ」

滑り込むように下着の中に指が入ってくる。

既に濡れている私の愛液をすくいとると、痴漢は前の敏感な蕾を弾いた。

「…っ！！！」

思わず大きな声が漏れそうになり、とっさに口元を覆い隠した。

「ごめんごめん、昨日ここは触ってなかったからさ」

「ゃ…ん」

男はそのまま長い指を腟内に差し入れ、器用に親指で外の蕾を転がす。
中も外も一気に弄り回され、脚がガクガクと震えてしまう。

（どうしよ、これ…やばいっ…）

このままじゃ腰が抜けてしまいそうだ。
こんな場所で倒れてしまっては、周りの人に気づかれてしまう。

「ぅー…」

私は振り返り、男の顔を見上げる。

初めて見る男の顔。
マスクをした男の目元は、切れ長でどこか冷たい印象をうける。

しかし私の表情で何を感じたのか、目を弓のようにしならせて笑った。

「そうだね、気づかれたら困るよね…続き出来なくなっちゃうもんね」

「…ぁ」

ふっと指の感覚が無くなり、もの悲しさを感じる。

すると男は、私の耳元に唇を寄せた。

「次で降りるよ」

＊＊＊＊＊

扉が開くと、男は私の横を通り抜けて先に降りていく。
私はその後を追うように降りて、男の背中を追った。

捕まえられるわけでもない。
無理やり引きずられるわけでもない。

まるで私が逃げないと知っているかのように…

男はゆうゆうと前を歩いていた。

（これからこの男に抱かれる）

私は自分の意思で、この男に着いていくのだ。

＊＊＊＊＊

「ぅむっ、うんっ…んっんっ…」

大きく反り立ったモノを、口いっぱいに含んで前後する。

辿り着いたのは、駅を出てすぐ近くにある大きな公園だった。
公園の端の人工林になっているそこに入れば、もう僅かな光しか届かない。

木にもたれかかる男の前にしゃがみ込み、私は必死でむさぼっていた。

「もっと頑張らないと、入れられないな」

そう言いながら、男は私の胸の先端をキュっと摘まむ。

「ひゃあっ…んん！」

「ほら、ちゃんと舌使って」

後頭部を押さえられ、苦しさに涙が出る。

大きくて硬くて、激しく反ったモノが、私の喉奥を突く。

（こんなの苦しいはずなのに）

私はこんな状況にさえ、興奮してしまっているらしく、無我夢中で舌を絡めた。

「ん、いいね」

男は私を立ち上がらせ、今後は木に手をつくように促した。

「お尻こっちに突き出して」