悩める女神は悪魔に誘惑される (Page 5)
ばさりとシャツを脱ぎ、かちゃりとベルトを外す。
「いいか、大きく息を吸って大きく吐け。何があっても呼吸だけは止めるな、最悪過呼吸とか起こすかもだから。力を抜いて息は大きく吸って大きく吐くそれだけはしっかり」
その言葉に私は小さく頷く。私の腕をクロさんの背中に回させた。服を着ているときは何も思わなかったけど、寧ろ細身のイメージがあったけれど、クロさんの背中は思ったよりずっと広くて、思っていたよりずっと男の人の身体だった。
ぎっと避妊具を噛みあけ、ゆっくりと被せていく。初めて受け入れるそれはさすがに恐怖を覚えた。友達の際どい話も聞くけど、そんなこと踏み込んで聞けないし。大丈夫なのか?という不安が頭から出ていかない。
「だから、力入れるなって。こんだけ濡れてたら痛くないって」
「え、入んないかもじゃん、そんな大きいの!」
「まりあ覚えとけ、それは男にとって最高の煽り文句だ」
熱くて固いモノが蜜でぬかるむそこを軽く往復する。くぷりと音を立て飲み込んだのを感じ、息を止めかけた私は事前に言われたことを思い出して、大きく息を吸って大きく吐いた。
「キツッ、俺のに吸い付いて離そうとしないんだけど。でも、ちゃんと言った通り呼吸で来てるな、いい子だ」
みちみちと今まで届かなかった所までこじ開けられていく。ぱちりと何かが弾ける感覚と共に少し痛みが走った。痛みはそれっきりでゆっくりとでも確実にクロさんを受け入れている。
「全部入った、痛くないか?」
「大丈夫…」
私は大きく息を吐く。私のナカが完全に馴染むのを待ってゆっくりとクロさんは動き出した。最初はゆっくりだったのが徐々に激しくなった。
「ああぁっ、クロさんっ!あーっ、奥だめえっ、すぐ、イッちゃ…、ああん!」
「奥突く度きゅんきゅん締めてきて、はっ、甘えん坊で欲しがりだな」
奥を突かれるたび、下腹部が切なくて中のモノをきゅんきゅんと締め付ける。初めて受け入れるそれを従順に飲み込んで、媚びるように吸い付いて、奥へ奥へとさらに導いていく。
「も、だめっ、またイクッ!ああ、いいの来ちゃう!イッちゃう!」
「一緒にイこ、さっきより淫らにイッてみせて」
いいところばかり突かれて先ほどより強い快感が全身を震わせる。最奥を突かれて体の中で快感が炸裂した。
「ああん、あーイクッ!あ、あっ、あーっ!」
背中が弓なりに反ると同時にきゅーっとナカが締まる。体がバラバラになりそうなぐらい激しい絶頂感。それを繋ぎとめるようにクロさんの腕が私を強く抱きしめる。耳元で短く息を吐き、どくっとクロさんのモノが大きく脈打った。
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