オモチャで自分を慰めていたOLが、同じアパートのチャラ男にめちゃくちゃにされちゃう話。 (Page 6)
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眩しい光で、意識が浮上する。
「ん、朝?」
カーテンから漏れる太陽の光で、朝であることを確認した。
(あれ?昨日の夜私、いつベッドに入ったんだっけ)
ズキン
ふと、お腹の奥の違和感に気づいて、ハッとする。
(服着てない…!)
自分が何も身につけていないことに気づき、一気に昨夜の記憶が駆け巡る。
それと同時に横の温もりに気づいて、私は声を上げそうになった。
「おはよ~」
隣で寝ころび、肘をつきながら、私を見下ろしている男。
裸だ。
朝日を浴びた彼は、くやしいことにカッコイイ。
よくわからないけれど、とにかく悔しい。
「あ…さい、さん…」
「お、覚えてるね」
目を丸くして、そういう彼。
「ヒナちゃん飛んじゃったからさ、もしかして覚えてないかも?って思ってた」
いたたまれない。
あまりの気まずさに、頭を抱えたくなる。
同じアパートの住人というだけのはずの男と、まさかこんなことになるとは思いもよらなかった。
(しかもあんなオモチャを見られて…)
すると浅井さんはケロっとした声で言った。
「昨日めちゃくちゃ気持ちよかったからさ、またしようよ」
「え!」
「え?」
「あのっ、私浅井さんのこと何も知らなくて、昨日はもう本当にあの」
「蓮だよ」
「へ?」
「俺の名前、浅井連ね。ヒナちゃん」
「いや、そういう問題じゃなくてですね」
私は必死で言葉を紡いでみるものの、何を言っているのか自分でもわからない。
浅井さんは、そんな私をおもしろそうに眺めている。
「気持ちよかったでしょ?オモチャだって誰かと使ったほうがいいじゃん」
「う」
「だからまた一緒にしようよ」
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結局私はこの日から、浅井さん改め蓮さんと、身体を重ねる関係になった。
オモチャよりも熱くて、気持ちいい彼。
どうしても彼の熱から、抜け出せる気がしない。
Fin.
なかなか良いでしたよ
ストーリー的には
少し無理が有りましたが
新作も読みたいと思いましたよ
期待しております
亜由美 さん 2025年4月11日