オモチャで自分を慰めていたOLが、同じアパートのチャラ男にめちゃくちゃにされちゃう話。 (Page 2)
気怠さのままベッドに身をあずける。
虚しい。
そう思うものの、やめられない。
彼が出来なくたって、身体は定期的に疼いてしまうのだ。
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ピンポーン
ある夜、自宅のチャイムが鳴った。
「ん?こんな時間にだれ?」
突然の来客に首を傾げる。
来客の予定も無いし、荷物も基本的に置き配にしているため、チャイムが鳴ることはかなり稀なのだ。
不信に思いながらもモニターを確認すると、そこに映っていたのは男性だった。
(この人、たしか同じアパートの?)
見覚えのある男性は、確か同じアパートの住人だ。
何度か挨拶を交わしたことがあるが、見るたびに違う女の人を連れているせいで、私の中ではあまり良い印象はない。
それにしても何故この男が訊ねてきたのだろうか。
不思議に思いながらも、私はモニター越しに返事をした。
「はい」
「あー俺、下の階の浅井っていうんですけど」
「浅井…さん?」
驚くことに、私と同じ苗字だ。
「そう、苗字一緒でしょ?俺のとこにそっちの荷物が届いちゃってて」
「え!!そっ…そうなんですか」
ちょっと待った。
一気に思考が慌ただしくなる。
最近頼んだ私の荷物といえば『アレ』しかないのだ。
いやいや、でも中身がわからないようになっているはずだし、ここは普通に受け取ろう。
大丈夫だ。
「…すみません、今出ますね」
私は平静を装ったまま、玄関の扉を開けた。
*****
「すみません、わざわざありがとうございます。」
そういって、玄関に立っている男を見上げる。
色々な女性を連れているだけあるというか、確かにかっこいい。
サラサラとした、少し長めの黒髪。
目元ギリギリの前髪から、切れ長の目元が覗いている。
部屋着なのか、ゆるっとしたシルエットの服を着ているのに、肩幅の大きさから体格がいいことがわかる。
どうしても軽薄そうに見えるのは、口元で光っているシルバーのピアスと、私のイメージのせいだろう。
「いーえ」
浅井さんは、間延びした声で返事をした。
彼の手元の荷物を見ると、案の定『アレ』が入っている配達物だった。
「あー、ありがとうございます~」
そう笑顔を貼り付けて、さっさと荷物を受け取ろうと手を伸ばすのに、浅井さんは何故か荷物を渡してくれない。
「えっと、荷物を…」
不思議に思って、首を傾けながら彼を見上げると、ふと彼はニヤっと口角を上げた。
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なかなか良いでしたよ
ストーリー的には
少し無理が有りましたが
新作も読みたいと思いましたよ
期待しております
亜由美 さん 2025年4月11日