彼氏に内緒の事情がありまして (Page 2)
「そういう体質の人がいるってことは知ってた」
実際本当にあるかは半信半疑だったらしいが、そんなこともあるんだろうぐらいの受け止め方をしていたらしい。やっぱり前の彼氏が異様に狭量な男だったらしい。
「それぐらいで嫌いになる軽い気持ちじゃないよ。それでも、いや?」
「本当に?」
「じゃあ、試してみようか」
不安が勝る私に風斗くんはそう笑った。
親指がそっと唇の形をなぞる様に触れ、目が合うより唇が触れる方が早かった。抱き上げられて、ベッドにふわりと押し倒される。
風斗くんの首に腕を絡める。言外にもっととキスをおねだりした。軽いキスの合間にカットソーの裾から手が入れられる。熱い掌がウェストのあたりを撫でて、キャミソールごと脱がされる。
ぱちんとブラのホックを外され、緊張に体が硬くなった。そっとブラも取られて、掌が触れた。軽く揉まれた瞬間じわりとにじんだ母乳が胸を伝った。それを拭うようにぺろっと舐められた。
「んー、思ったより味薄い?母乳の味なんて覚えてないけど。かすかに?いやほんのり甘い気もするけど」
「なんか真面目な食レポ?はやめて。なんか妙に恥ずかしい…」
「いいじゃん。いつかは子供のものだけど、今は俺のものだし」
立ち上がる先端をぱくと食まれ、そのままじゅっと吸われる。
「あっ、やぁっ」
「大丈夫?痛かったりしない?」
「ん、大、丈夫…。気持ちい」
胸を吸われるなんて初めての経験だ。子供を産むまで経験することはないだろうと思っていた。確かに、胸が張る時期は病院でもらった搾乳機を使うこともあったけど。それとはまた全く違う。
時々口の中で転がされ、空いてる方は下から持ち上げるように揉まれてぽたぽたと母乳が胸を伝う。
「こぼれちゃったらもったいないよな」
その言葉と共に胸を伝っていたしずくを舌で舐めとる。今まで食んでいた方とは逆の先端を食まれる。ちゅぱちゅぱ吸われて、背筋に快感が走る。ぷっくりと主張する空いてる方は人差し指と親指で優しく擦られ、痛いぐらいの刺激にじとろっと体の内側から蜜が零れ落ちる感覚がした。
胸だけずっと触られてじんじんして、蜜がこぼれる感覚に脚をこすり合わせる。少し擦り合わせただけでぴちゃりと小さく音が鳴った。
かりりと軽く歯を立てられた瞬間、びくっと体が跳ねる。
「胸だけでイケそうだけど、どうする?」
「やだ…」
「じゃあ、違うところ触ろうか」
パッとても口も離される。そうなると胸の先端がじんじんして何もしていないのに母乳が滲む。でも胸だけでも足りない。欲深い自分が恥ずかしい。風斗くんは笑いながらこちらを見ている。
「どっちもして欲しい…」
「欲張りだなー、でも素直でいいこ」
ちゅっとリップ音のおまけつきで額にキスされた。
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