特別レッスン 〜コート上で交わる体液〜
彼氏でもあるコーチと二人きりでテニスのプライベートレッスンを受けていると、休憩中に流れる甘い空気。キスをしているとお互い欲情してしまって…。コートのど真ん中、潮を吹くまで愛撫されると、彼の上に跨らされ、下から甘く激しく犯されて…。
『やっぱり、サーブって難しい…』
上手く飛ばずに転がったボールを見つめて、思わずため息が出た。
趣味で始めたテニス。
始めてみると想像以上に楽しくて、夜にマンツーマンのプライベートレッスンも受けるようになった。
懸命に練習に励むけれど、なかなか上達しない自分にモヤモヤする。
「誰だってすぐにはできないよ。できるようになるから大丈夫!」
優しい言葉と共に、へこむ私に柔らかな笑顔で微笑むコーチの景瑚くん。
「さっきからぶっ通しだから、ちょっと休憩しよう」
コートに腰を下ろす。
「小春も、こっちで一緒に座ろう?」
景瑚くんに手を差し伸べられ、コクリと小さく頷き隣に座ろうとすると…。
「違うよ、小春。ここ」
景瑚は笑顔で、自分の膝の上を指差した。
意味を理解して、自分の顔が真っ赤に染まっていくのがわかった。
言われた通りに歩み寄ると、私の腰を掴んで、ストンと自身の膝上に向き合うように座らせた。
無駄のない筋肉質な脚。
優しいぬくもりを感じる。
『なんだか、緊張しちゃいます…』
「なんで敬語?二人の時くらい普通に話してよ」
『まだ、慣れなくて…それに、もし誰かに見られたら…』
「大丈夫。今日はもうみんな帰ったから。二人だけ」
プライベートレッスンで一緒に過ごす時間が増えたことをきっかけに交際を始めた。
まだ付き合い始めて日も浅く、ただ触れ合うだけでもドキドキしてしまうし、好きが積もっていく。
「…小春」
『景瑚くん…』
視線が絡み合って、そのままどちらともなくゆっくりと唇を重ね合わせた。
『ずるいよ、こんなの…』
「ずるい?」
『だって…こんなの、もっと、シたくなっちゃう…』
瞳を潤ませながら、小春は小さく呟いた。
「そのつもりだけど?だってこれだけで終われるわけないじゃん?」
膝の上に座る私をギュッと抱き締めると、首筋に唇を這わせていく。
『あっ…け、景瑚くん…』
首筋を伝う濡れた感触に、思わず甘い声が上がり、身体が小さく揺れた。
首の次は耳のあたりに感じる色っぽい息遣い、景瑚くんの舌の動きに翻弄される。
『…っ…ん…っ』
首に腕を回して抱きしめながら、甘いキスを受け止めた。
次第に熱を帯びていく身体。
甘く疼き出す下半身。
景瑚くんはジャージ越しに大きな手のひらを私の胸へと押し当てた。
トクトク、と少し駆け足で脈打つ鼓動。
ジャージの上から、円を描くように私の胸のふくらみを揉みあげた。
執拗に、そして優しく。
『あっ…景瑚くん…っ』
手の動きに連動して、甘い吐息が唇から零れ落ちる。
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