女風セラピストのとろとろクンニ (Page 4)
力の入らない身体を奮い立たせて霧斗の上に四つん這いになり、シックスナインの体制になる。
そそり勃ったペニスに頬擦りするように顔を寄せ、私への愛撫で興奮した男の匂いをスンと肺いっぱいに吸い込み、じっとりと舌をまとわりつかせ熱を堪能する。
その昔、夫もそうだったであろう逞しくそそり勃つ男の象徴。
こうして霧斗と肌を重ねるようになるまで、ペニスの熱さを忘れていた。
「瑞樹さん、それやばい…」
ペニスの先端を口に含み、ちろちろと舌で愛撫する。
艶を含んだ霧斗の声が更に私を濡らす。
霧斗はプレイ中のフェラで射精をしたことがない。
この仕事を始めてからプライベートでもフェラが気持ちいいとは思っても、挿入行為かオナニーでしか射精しなくなったのだと言っていた。
最初こそ自分ばかりが気持ちよくしてもらうことへの罪悪感があったものの、今では霧斗が与えてくれる快楽にどっぷりのめり込んでいる。
そのため、私がフェラをするのは霧斗に気持ちよくなってもらう為ではなく…
「んーーー!んうーー!」
熱く猛ったペニスを口いっぱいに頬張りながら、霧斗の舌で何度目かの絶頂を迎える。
上も下も彼でいっぱいになる、この瞬間がたまらなく気持ちいいのだ。
*****
「じゃあね、霧斗。イチゴありがとう」
「今日もすごく楽しかったよ。瑞樹さん。またね」
ホテルの近くの駅で車を停めると、霧斗は素早くキスをして車を降りた。
駅の構内に入る前に振り返り、また両手を大きくあげてバイバイをしてくれる。
そんなところも愛らしい。
暫く放置していたスマホを見ると夫からメッセージがきていた。
今日は遅くなるらしい。
案外、本当にあのショートカットの子が例の薬の相手かもしれない。
(わかった。いつも仕事頑張ってくれてありがとう)
メッセージを返す。
そうだとしても特に問題はない。
妻として母として、そして女として満たされている今の生活を手放すつもりはないのだから。
いつかペニスを挿入されることを望むようになったらどうしよう?
今はまだ霧斗のクンニに夢中だけど、熱くて硬いペニスを貫かれることを考えただけでゾクゾクする。
女風は挿入行為は禁止だからそれを叶えるのは、きっと霧斗ではないだろう。
それはまた、その時がきたら考えればいい。
今考える最優先は、息子と二人の夕食だ。
何を作ろうか…冷蔵庫の中の食材を思い出しながら、帰路についた。
Fin.
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