女風セラピストのとろとろクンニ

・作

セックスレスの夫の部屋で見つけたのは勃起不全の薬だった。もしかして若い彼女がいる?なんて…そんな事はどうでもいい。なぜなら私は今、年下の女風セラピストに夢中だからだ。今日も彼のクンニテクニックに心もアソコもとろけちゃう。

周囲から見た自分は恵まれている方だろうという自覚はある。
ほぼ家に居ないが、しっかり稼ぐ家族思いの夫。

反抗期なんてきたのかわからない、親に対しても素直で明るい息子。
私は週に数回パートに出ている主婦で、夫も息子もいない日は大抵趣味のカフェ巡りをしている。
息子も高校生。働くのもいいのかも…と思いつつ、今のところはあまり考えていない。

*****

今日、仕事中の夫から忘れ物をしたと連絡があり、探し物をするため普段ほとんど入ることのない夫の部屋へ入った時のこと。
スマホで通話しながら引き出しを開けて、ふと錠剤が目に入った。

普段薬の服用などない健康な夫が…?
名前を確認すると、今まで聞いたことのない薬だ。
しかも数錠、飲んだ形跡がある。

通話中の夫には何となく言わないでおいた。
何故かと聞かれれば特に他意はない。
夫の探し物も無事に見つかり、会社の最寄り駅まで届けてほしいという。
丁度出掛ける予定もあったため、早速車で向かった。

*****

信号待ちで、先程の薬を調べてみる。

「へぇ…」

検索画面を見ながら、一人きりの車内で思わず声が漏れた。

錠剤は、勃起不全の薬だった。

私達は夫婦としてとても仲が良いが、一回り年上である夫との夫婦間のセックスがなくなって数年がたつ。
まぁ、休日が不規則だし、お互いにあまり干渉もしないので、浮気をする時間もお金も自由になるだろう。
もしかして何度も何度も求められるような若い子と付き合っているのだろうか?

*****

平日の昼間の道路は空いていて、夫との待ち合わせの駅に予定通りの時間に到着。
ロータリーに立っていた夫が私の車を見つけて走り寄ってきた。

「瑞樹、ありがとう。助かった!」
「どういたしまして」
「出掛ける予定だった?」
「うん。行ってみたいカフェがあるから、少し遠くまで」
「そうか。運転気をつけてな」

笑顔を見せて駅の方へ走っていく。会社ではなく、今から電車でどこかへ行くのだろう。
その先にはスーツを着たショートカットの女の子が待っていた。

遠目で見ただけだが、初々しさがわかる。
付き合ってるとしたらあれくらい若い女の子かもしれない、なんて思いながらロータリーを抜けて目的地へと向かった。

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