彼を受け入れるためのHowto… (Page 2)

最初はそっとだったキスもだんだん深くなり、舌を絡めるものへと変わっていった。歯列をなぞる舌に拙いながらも絡める。もともとゆるく羽織るぐらいだったシャツを脱いだ基久君が私の服を脱がしていく。下着を外したとこで、手を止めた。

「ねえ、杏子。杏子は1人でしたりする?」

「し、しない。いや、やったことがないとは言わない。でも、なんかあんまり気持ちよくなくて…。不器用だし…」

「やり方が悪いんだと思う。俺が教えてあげるから、やってみようか」

困惑気味の私の手を取り、指先にちゅっとキスをされる。そのままあぐらをかいた基久君の膝に抱き上げられた。あわあわする私の頬を撫でてまたキスをする。それで強く拒否できなくなる私は大分簡単な女だろう。

「まずは胸から。ゆっくり、最初は弱くてもいいから、俺がいつもしてるみたいに触って」

そう言われておずおずと胸に手を添える。いつもどうされてたっけ、確かこう寄せるみたいに…。下から寄せるように揉んでみる。胸の形を辿ったり、少し力を強くしてみる。ううん…、気持ちいい?やっぱりそうでもないような…。考えているうちに手が止まっていたのか、手に基久君の手が重ねられる。

「手は止めちゃダメ。俺はほら、どうしてる?もっと気持ちいいとこ攻めてるよね」

そう言われてとがり始めていた先端に軽く人差し指を立てる。さっきとは違う感覚に体がぴくりと反応する。持久君はいつも、こうやって擦って、たまに引っ張って、彼との行為の痕跡を辿る様に手を動かす。じんじんと胸の先端が痺れ始める。自然と息が上がる。

「はっ、ああっ、んんぅっ…」

「顔とろけてきたね。そのまま触ってて」

快感を追いかけて私は手を動かす。基久君の大きな手が体のラインをなぞって、スカートを脱がせていく。そのままハイソックスもするりと脱がされる。片手だけ離させて、クロッチの上にてを当てられる。クロッチは快感にあふれた蜜を受け止め湿りつつあった。

「ゆっくり上下に、そう上手だね杏子」

言われた通り上下に擦る。だんだん秘部が熱を帯び、湿り気が増していく。布越しの刺激がもどかしくて、私はもっと刺激が欲しくて気が付けば強く上下に擦っていた。はっと気が付くと、繊維の間から漏れ出した蜜が私の指先から滴る。

「あっ、や、恥ずかしい…」

「大丈夫、一杯気持ちよくなりたいんだね、かわいい。直接触ってみようか。きっともっと気持ちよくなるから」

すっかり濡れ、ぺったりと肌に貼りつき役目を放棄していた最後の一枚を脚から抜かれ、生まれたままの姿になる。見られてると思うと急に恥ずかしくなって身をよじる。

「見ちゃやだ」

「なんでもっと見せてよ。とろとろでかわいい顔良く見せて」

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