特効薬は彼女の甘い服従だけ

・作

風邪を引いていた俺を心配して来てくれた彼女。もうすっかり元気なのに過剰に心配してくれて。その優しさに漬け込んだ俺は彼女を甘く犯すことにした。彼女を上に乗せ、顔面騎乗からの激しい突き上げ、これは俺流の愛し方。

『悠、具合はどう?』

心配そうな顔をした莉生が家にやってきた。

珍しく風邪を引いて寝込んでいたけれど、安静に過ごしていたからすっかり元気に回復した。

「もう大丈夫。そもそも大したことなかったからな」

『本当に大丈夫なの?無理してるんじゃない?』

「そんな心配しなくても元気になったから」

『うーん…でもやっぱり心配だなぁ…悠は何でも我慢しちゃうから』

本当にもうなんともないんだけど…。

小さな手のひらを俺の額に当てて体温を確認しながら、心配そうに見つめてくる莉生があまりにも可愛くて、ついついいじめたくなってしまう。

「そんな心配なら、試してみる?」

『え?試すって何を?』

「俺が元気かどうか」

そう言って額に当てられていた莉生の手首を掴み、抱え上げてベッドに寝かせ、覆い被さった。

突然のことに、莉生は目を見開いて驚いている。

『ゆ、悠…?』

「俺が心配なんでしょ?それなら気持ちよくなって汗でもかいたら治るかも」

口角を上げて不敵な笑みを浮かべて見せると、言葉の意図がわかったのか、莉生の頬がみるみる桃色に染まっていった。

『待って!』

「待てない」

頬を赤らめて慌てている莉生の顎をすくい上げ、唇を重ねた。

『んっ…やぁ…っ』

重なった唇の隙間から舌を滑り込ませれば、それだけでビクンと身体を震わせる莉生。

『…ふっ…んっ…』

 
逃げる舌を絡め取り吸い上げて口内を犯しながら彼女の服を脱がしていけば、透けるような白い肌と、男心をくすぐる豊かな胸が露わになった。

唇を離し、莉生の美しい身体を眺め、堪能する。

何度身体を重ねても、まだ恥じらいを見せる莉生の姿が酷く俺を興奮させる。

莉生が欲しいと、身体の奥が熱く疼く。

『だけど、風邪が… 』

相変わらず心配事を口にする莉生をぎゅっと抱き締めて耳元で甘く囁いた。

「今すぐ莉生が欲しい」

そのまま耳朶を甘噛みすると、莉生の身体は小さく跳ねた。

『やっぱり今日はダメ!また風邪がぶり返したら大変だから…ね?』

「だったら尚更黙って抱かれてよ。むしろ莉生のせいでまた熱が上がったかも。責任とって」

無茶苦茶なことを言っていることは自覚している。

だけど、どんな口実を並べてでも、莉生が欲しくて欲しくてたまらないんだ。

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