彼氏の兄からの愛撫にとける (Page 2)

薄いカーテンから差し込む午後の光は部屋の中を薄明るくしている。物の輪郭もぼやけているようだ。
二人分の重みをうけて、優二のベッドのスプリングが軋んだ。唇や頬や額に短いキスをしながら、カットソーの裾から大きな手が入り込む。ぱちんっとブラのホックが外され直に形を確かめるように揉まれる。

「んっ、んぅっ!」

「声我慢しないで」

低くかすれた声で耳元で囁かれ、ぴくりと体が反応する。指先で胸の先を擦られる。

「あっ、そこはぁっ!あ、あぁん!」

優しくかすめるように擦られ、指先で転がすように弄ばれる。焦らすように触れられ、あられもない声を上げる。

「色白の肌が桜色に染まって、ここも欲しがるみたいにぴんととがって、最高にそそられる」

ちゅっとはっきりと存在を主張していたところに吸い付かれ、びくびくと体が跳ねた。

「ひゃあんっ!」

あいている方は指先でまた擦られて、むずむずした感覚が全身をめぐる。息が荒くなっているのが分かる。舌先でちろちろなめられたり、指先で転がされて、とろりと蜜がこぼれる感覚がして脚をこすり合わせる。気は付いている筈なのに、胸しか愛撫しない。丁寧な愛撫にすっかり余分な力が抜け指先が頼りなくシーツの上を滑る。

「あっ、胸ばっかり…」

「胸はいや?」

「い、嫌じゃないけど…」

「じゃあ、もっと?それとも、もう違うところが欲しいのかな…?」

声に媚薬が溶け込んでいるようだ。その快感が私を従順にさせる。いつもは絶対に恥ずかしくて言えないことが、あっさりと言葉になる。

「下の濡れてるところも触って欲しい…」

内緒話するように耳に寄せた唇からささやいた言葉に目を細める。愛されているんだと勘違いしそうなぐらい甘い瞳だった。

「いいよ」

スカートを脚から抜き取り、蜜を吸ってぺったりと肌に貼りつく下着は透けてしまい役目をほぼ放棄している。受け止めきれない蜜が繊維の隙間から滲み出している。強い刺激を期待して、下腹部が重くなる。脚を割り開かれて熱がこもるクロッチ部分を見られてる。見られていると意識するだけで感じてしまう。
長い人差し指が蜜がにじむそこを撫でた。

「ぐずぐずに溶けて、かわいいね、いい子だね」

ちゅっと額に軽くキスされて、呼吸さえ飲み込むような深いキスをする。逃げ惑う舌を絡め取られるとほぼ同時に、中指がくっと布越しに深くあてられた。

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