残業終わりのご褒美に。夜景に包まれた屋上で (Page 2)

「…もう我慢できないかも」

私の口の中から自身を引き抜いた潤は屋上のコンクリートに寝転び、私の腕を掴んで勢いよくグッと引き寄せた。

彼の腰を跨ぐような格好で、重なるように倒れ込んでしまった。

『スーツ、汚れちゃうよ?』

「洗えば済む話」

腰に腕を回され、お尻を掴まれ彼のモノを秘部に宛てがわれる。

「入れてほしかったら、このまま腰おろして」

『え…このまま?』

「いや?」

いつもは彼が上になってリードしてくれる。

自分が彼の上に跨るのは初めてのこと。

しかも、こんな会社の屋上という開放的な場所で。

なんとも言えない羞恥心が込み上げた。

『こんな格好で、恥ずかしい…それに私、上手に動けないかも…』

「大丈夫。玲奈が自分で入れられたらご褒美に俺が下から突いてやるから」

彼の言葉に心臓が跳ねた。

大好きな彼のその言葉に、私に僅かに残った理性のカケラはどこかに消え去って…。

自ら蜜口に先端を擦りつけ、ゆっくりと彼の上に腰を落とした。

『ああ…や……』

情けないくらいに愛液を溢れさせた私の秘部は彼のモノを受け入れる準備がしっかり整っていて…。

ズプっと音を立てて簡単に入ってくる彼の大きなモノ。

「よく出来ました」

ぎゅん、と下から私を突き上げた。

狭い蜜壁を押し開いて、一気に奥まで。

『あああ、やッ…あ――…っ』

その瞬間、私の身体中を甘い電流が走り抜けた。

入れられただけで、呆気なく絶頂を迎えてしまう。

「イくの早いよ…まだまだこれからもっと気持ちよくしてあげるのに」

激しく下から突き上げられる。

最奥を打ち付けるように。

『やぁっ…あ、あ…ぁあん…っ』

イッたばかりの私には大きすぎる快楽の波が襲い来る。

もっと彼を感じたいという欲求が渦を巻いた。

大きすぎる彼のモノで一番感じる部分を擦られ、上手く力の入らなくなった私は潤の上に倒れ込み、大きな身体に抱きつきながら律動を受け止める。

「こんな締めつけてさ、そんな気持ちいいの?」

『ぁあん、わたし…ああ…だめ…っ』

二人を結ぶ結合部からは濃厚な愛蜜が溢れ出し、出入りに合わせて淫らな音を奏でていた。

『あっ…ああ…んっ』

下腹部から全身へと、心地良い甘い痺れが広がっていく。

何度も何度も下から激しく突き上げられ、再び私のナカが小さく痙攣を始め、潤のモノをぎゅっと締め付ける。

『ああ、あっ…あ、や…ん…ああああ――…っ』

「ッ…イくよ」

最奥で脈打つ彼のモノから、たっぷりと白い愛が注ぎ込まれるのを感じる。

余韻を楽しむようにギュッと抱きしめあえば、これ以上にない幸せが心を満たしていった。

Fin.

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