年上の甘い彼氏に調教されてます (Page 4)
ちらりと峻さんが腕時計を見て、にこっと笑う。
「ほら、じゅーう、きゅーう。その物欲しそうな顔たまらないね。ああほら泣かないで。はーち、なーな、ろーく」
「ふぅっ、うぅっ」
嗚咽に近い小さい泣き声がこぼれる。零れ落ちる涙を拭って甘い目で微笑んでいる。
「いいこいいこ。ほら、ごー、よーん、さーん」
そこまで数えて笑いながら少し間を開ける。焦らして楽しんでいる。動かしそうになる指を理性を総動員して、押しとどめる。
「にー、いーち。いいよ、紫苑」
私は先ほどより激しく指を動かす。焦らされていた分気持ちよくてたまらない。ぐちゅぐちゅと蜜をかき回す音が聞こえ、クリを擦ると頭が痺れるような快感が走る。片手は蜜をとめどなくこぼす入り口をなぞり、もう片手はクリを激しく擦る。
「あー、イクッ!」
入り口が収縮するのが指先に伝わる。我慢できず、入り口を指で擦る。蜜をかき出すように激しく出し入れすると、ナカがどんどん強く締まる。もっともっと。指を入れたり抜いたりするたびに小さな絶頂が絶え間なく押し寄せて、体を震わせながら切ない声で鳴く。
「あっ、んんっ!あぁ、ああ!」
「紫苑、腰が揺れてる。気持ちよくてたまんないって顔してるね」
「あん、峻さん」
撫でていたクマのぬいぐるみをおいて、私の頬を撫でる。そんな些細なことで指をぎゅーっと締めて一際激しく絶頂を迎えた。
「峻さん、私ちゃんと待て出来たでしょ?峻さんが教えてくれた待てちゃんと出来てたよね?」
「そうだね。ちゃんと上手に待てできたね。いい子だね。いいこいいこ」
「なら…ご褒美ください」
きゅっと峻さんの服の裾をぎゅっと握る。頭を撫でてちゅっと額にキスをしてくれた。
「そうだね、いい子にはご褒美を上げないとね」
テントを張る峻さんのズボンに手を当てる。どくんどくんと逞しい昂ぶりが手のひらから伝わった。たどたどしくズボンのホックを外し、チャックを下す。
「こら、紫苑」
その言葉にびくっと手を止める。恐る恐る峻さんを見ると、優しく微笑んでくれた。単純にポーズだけのものだったらしい。そう怒っているわけではなさそうだった。ただ、私の手は悪さできないように頭上でひとまとめにされた。
「いいこだね、紫苑。待ちかねたご褒美だよ。上のクチでも下のクチでも上手にごっくん出来たら、もっとたくさんご褒美をあげるからね」
「はい、峻さん。がんばります」
もう跡形も残ってない思考回路。早くご褒美が欲しく欲しくて、腰がゆらりと揺らめいた。
Fin.
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