年上の甘い彼氏に調教されてます (Page 2)
左のイヤホンから聞こえるのは頭の芯まで響く甘い言葉の数々に生々しい音。時折聞こえる笑いを含んだ声は少し峻さんに似ている。
気まずい…。こんな過激な内容だなんて聞いてない。昔雑誌の付録についていたドラマCDみたいなものかと思ったら、想像を大きく外し今やイヤホンから聞こえるのは言葉攻めといって過言ではない言葉だった。
「へー、こんなCDあるんだ。知らなかった」
「え、あっ、うん、そうっ、そうだね!」
急に声をかけられ挙動不審になってしまい、必要以上に元気に返事してしまった。くすくす笑って私を見る。それと同時位に一際大きな音が鳴り、びくっと体を震わせる。頭の中をかき回す生々しい音、大きな音に腰が抜けてしまい峻さんの服をきゅっとつかんだ。脚に力が入らない。
「どうしたの、顔真っ赤。聞いてるだけっていうのもあれだし、ちょっとやってみようか」
何をどうやって?そんな疑問が頭をかすめた。パソコンを操作してCDを止めて、パソコンから取り出しケースにしまい、そのままパソコンはシャットダウン。立ち上がり、さっとカーテンを引いた。カーテンは特に遮光性にこだわったからか、部屋の中が一気に薄暗くなる。
「脱いで紫苑」
「え…」
「あのCDと同じことしてあげる。しつけの時間だよ、紫苑」
押してはいけないスイッチを押し込み、無理やり起動させてしまった。そんな映像が浮かんだ。
そしてそれ以降、『しつけ』なるものが始まった。
*****
衣服にそっと手をかける。一枚一枚ゆっくり脱いで下着姿になる。前はそれほど柄やデザインなどは気にしていなかったのだけれど、最近は体の線が綺麗に見える下着や柄もなんでもいいとはいかなくなった。
「いいこ、いいこ。ほら、こっち見て」
恥ずかしくて視線をさまよさせると必ずそう言われて、私は峻さんの目をじっと見る。峻さんは私の前で脚を組んで優雅に座りながら、クマのぬいぐるみを撫でている。
震える指で下着のホックを外し、ゆっくりと揉んでいく。私の手の中で容易く形を変える胸。軽く爪を立ててみたり、くすぐる様に撫でるだけで芯を持ち痺れる胸の頂。くりくりと撫でるたびに蜜がこぼれ、息が荒くなる。
「はあーっ、あ、んっ、はっ」
「はぁはぁして。ゆっくり下も触ってみようね」
もう下着の上からだけでもトロトロしているのが分かる。ゆっくり撫でているだけでもうとろっとろで恥ずかしくてたまらないのに、同じくらい気持ちいい。もっと強い刺激が欲しくて峻さんの顔を見た。
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