ひたすら夏に溶ける (Page 4) 停電だったようだ。 気が付くと空調が復活していた。 夫は再び私の中を穿っている。 空調の人工的な空気では汗は引かぬほどお互い燃え上っていて。 体液でぐちゃぐちゃに混ざり合って。 子供を期待する親族たちには申し訳ないが、何者も間に入らない夏がもっと続けばいいと私は思うのだ。 Fin. この作品が良かったら「いいね!」しよう 10 →いいね!した作品はこちらで確認できます 1 2 3 4
レビューを書く