リクエストにお応えして (Page 3)
「欲しいかい?」
格好をつけてるつもりだろうかおじさんが低い声で尋ねてきた。
吹き出しそうになるのをこらえながら私は「ちょうだい」とかすれ声で答えた。
おじさんは私の脚を開くとペニスの先端を膣口に押し当てた。
おじさんは敏明との疑似セックスを想像して濡れている私の状態をいいことに前戯なしで突っ込んできた。
おじさんのペニスがずぶッと一気に私の奥まで入ってきた。
まだ充分準備ができていたとは言えない内側の粘膜が乾いた摩擦に捩じ上げられる。
「あううう」
私は苦悶の声を上げたがおじさんはそれを「感じている声」と取ったらしい。
「そんなに気持ちいい?よし、もっともっと良くしてあげるからね」
とだぶだぶのからだを大きく揺らしてやおら激しいピストン運動を始めた。
「あ、やっ。んあ。あああ。やめ。ああう」
快感より違和感のほうが強い内側の刺激に私は悲鳴を上げた。
そうだこういう時は。
私は目を閉じて、敏明のシュッとした顔立ちと引き締まったからだと私のアソコにぴったりなペニスを思い浮かべた。
とたん私のからだからおじさんの違和感は消えて、私の中で動いているのは敏明のペニスに変わって、私の膣壁はぬるぬると濡れ始めた。
我ながらよく調教されたからだだ。
おじさんが動くたびに脳にピリッピリッと快感が伝わってくるようになる。
「ああ、あん。あん。いい。気持ちいい。あんん。とし…」
やばい。
もう少しで敏明の名前を呼ぶところだった。
案の定おじさんはいぶかしげな表情を浮かべてる。
私はおじさんの首に腕を回し、その腕に力を込めておじさんの顔を引き寄せ口づけた。
脚をおじさんの腰に絡ませ、膣をきゅっと絞めておじさんのペニスに強い刺激を与えた。
「おっおおお」
おじさんは一気に限界が来たのか、オットセイみたいな声を上げ、からだをぶるぶる震わせた。
次の瞬間、おじさんは吐精すると、お~~と弱弱しく息を吐きながら私の上に覆いかぶさって痙攣した。
*****
「あ、あん。あん。ああ。んんん」
キモイ男に抱かれた後の敏明とのお清めエッチは最高に気持ちがいい。
敏明も同じ気持ちだ。
「きょうもすっげえ良かったぜ。あのトド親父に嫉妬したよ。めっちゃ萌えた」
「敏明が観てるかと思うと、あんんん」
敏明にバックで責め立てられて私は何度も小刻みに高みに達した。
敏明が射精する。
これで3度目だ。
私は喜悦の声を上げて頂点に達する。
「最近の美佳、ノリノリだからさ、心配だよ。オヤジのほうがいいのかなとか。そう考えると余計萌えちゃってさ。でも美佳がいやならすぐやめるからね。この遊び」
敏明は息を整えながら私の頬を撫でた。
「私がいやになるとすれば敏明よりいい男が来た時かな?」
敏明は目を見開いた。
多分次はもっと強烈なオヤジを調達してくるなと思うとぞっとするような気色悪さを覚え、同時に気色悪いことに濡れるようになったからだが、まだ見ぬ未知の気持ち悪いおじさんへの期待で疼き始めるのだった。
Fin.
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