バレンタインのアフターストーリー。年下彼氏とチョコより甘い愛の時間。 (Page 2)
「エロい事シようって誘ってんの」
耳元で囁いてくる。
…あざとい。
でもそんなところも含めて彼が愛おしくてたまらない。
翔太くんの手によって脱がされていくワンピース。
胸を覆い隠す下着をグイッと上に押し上げられ、ぷるんと零れ落ちた2つの膨らみ。
『あっ、やぁっ…』
手で隠そうとしても、
「だーめ。ちゃんと見せて」
簡単に制御されてしまう。
桃色の突起を舌先で小刻みに弾いて、もう片方の突起は指先で優しく撫で回す。
『あっ、あっ…ああっ…』
彼からの愛撫に自然と溢れ出す甘い声。
「こんなに硬くさせちゃって、有菜のエッチ♪」
『ん…っ…あ、ああぁ…っ』
「有菜のそのエッチな声、すっごい好き」
私の反応を楽しみながら、突起を時折強く吸った。
いつもは可愛くて甘え上手な彼だけど、この時間だけは立場逆転。
私は彼に敵わない。
「そろそろ、俺のが欲しくなった?」
『…うん、欲しい…』
「珍しい。今日はやけに素直」
早く彼のモノで満たされたくて、もどかしさから涙が出そうになる。
『お願い、早く…』
「もっともっとおねだりしてみてよ。俺が我慢できなくなるくらい」
私をベッドに横たわらせると、脚を左右に開かせて、ズボンのベルトを外してジッパーを下ろし、大きくなった自身のモノを濡れた私の秘部に擦り付けた。
今すぐにでも奥まで貫いてほしいのに、ただ擦り合わせるだけで入れてもらえないもどかしい時間。
『翔太くんが欲しいの…お願い、もうこんな濡れてるの…』
もう、我慢できないよ…。
『翔太くんので、私の中をめちゃくちゃにして…』
「お上手。良くできました」
まるで従順な飼い犬を褒めるように私の頭を撫でて、腰を抱え上げて一気に貫く。
『あ、ああ…っ!』
待ち焦がれた快感。
焦らされた分だけ、身体中を甘い衝撃が駆け巡る。
「繋がってる所がよく見えるよ。やらしー。奥まで全部咥えてる」
『翔太くん、あぁ…好き…ッ』
「俺も。だーいすき」
最奥を突かれながら、胸の突起もいじられて、絶え間ない快感に顔が歪む。
『ん…やぁ…ぁっ…んん…あぁあっ!』
膣内が小さな収縮を繰り返し始める。私の絶頂が近い証拠。
「…ン…っ」
ふたつの熱い息づかいが交じわって、私たちを繋ぐ部分からは淫らな水音が鳴り響く。
「も、俺も我慢でき、ない…ッ」
『ぁあああっ…翔太くん、ぁ…ッ』
私が1番感じる場所を強く擦り上げられて。
『…ぁ――――――っ!…』
「ンっ…ぁ、出る…っ!」
私たちは同時に果てた。
*****
「俺、日付とか全然気にしないから、ちゃんと俺のためにチョコ作ってよね」
さっきまでの男らしい翔太くんから一変、上目遣いで甘えてくる彼はまるで仔犬のよう。
『わかった。ちゃんと美味しいの作るから、いい子で待っててね』
今日も、この先もきっと、可愛い彼に、私の心は盗まれ続けるんだろう。
Fin.
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