優等生の仮面を脱ぐとき (Page 4)
逞しくそそり勃つ誠君のものに避妊具をかぶせていく。しばらくゆるゆると入り口の浅いところを出たり入ったり。もぞもぞと腰を動かすと、ぐっと奥まで突きこまれた。
「自分で腰動かして、やらしいね」
「だって、誠君が、じらすから…っ!ああ!」
がつがつと打ち付けられ、ぎゅっと誠君の首に腕を回す。きゅんきゅんとナカが誠君のモノを締めあげる。少し角度を変えたモノがいいところにあたり、私はひときわ高く嬌声を上げた。
「ああんっ!そこ、いいっ!もっとぉっ!」
「ほんとやらしいね。そのおねだりに免じて今回だけね」
先よりさらに激しく打ち付けられ、媚るナカがきゅきゅう吸い付く。目の前がちかちかするぐらいの激しい律動に口から零れるのは喘ぎ声だけで、どれもまともな言葉にならない。
「あ、ああっ、イくぅ!も、イッ!ふあっ、はああんっ、あああああんっ!」
強く強くナカが締まった。意識がぼんやりしていく中、一回り大きくなった誠君のものが強く脈を打ったのを感じた。
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その後シャワーで隅々まで洗われ、ついでとばかりにお風呂でイかされ、なし崩しも同然でそのまんま二回戦。死ぬかと思った。湯あたりやら疲労やらでくったりとした私を抱きしめながら誠君はツヤツヤしている。
「で、どう?優等生の俺とどっちが好き?」
「どっちも誠君ならどっちも好きだよ」
「ふぅん?京香は本当にやらしくて、可愛いなぁ…」
誠君がそっとウェストを撫でる。ただ撫でているだけなのに、空気が濃密になり吐息に熱がこもる。
「お、お手柔らかにお願いします…」
「それは京香次第かなぁ。本当に俺の彼女は可愛くてエロくて困る」
困った顔どころかむしろ嬉しそうに笑っている。穏やかさというよりとにかくご機嫌そうなのが逆に怖い。実は肉食なほうがいつもいりドキドキして感じちゃったことは、悟られないようにしよう。
もう何回したかもわからないキスをねだりながら、どちらからともなく三回目。まだまだ今日は終わりそうにない。
Fin.
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