優等生の仮面を脱ぐとき (Page 2)

「…っ、ふあっ、んんっ…、誠君、息、できな…」

「京香の口は甘いから、ずっとこうしてたいなぁ」

私の言葉が聞こえていないのか、聞こえていて答える気がないのか、返ってきた言葉は私の言葉に対する返事ではなかった。いつもより深い口づけ、咥内のいいところを探すようにあちこち好き勝手くすぐり、逃げ惑う舌を絡み取る。唇が離れると舌先から唾液が糸を引いた。

薄いセーターとブラウスを脱がせて、隠す暇もないままブラもはぎとられる。誠君もTシャツを脱ぎ捨て、胸の輪郭を辿るように撫でる。胸を激しくもまれて、先端が赤くはれて存在を主張する。きゅっと軽く爪を立てられて、少しの痛みすら快感に混ざり気にならなかった。

「ああん、あっ！」

「京香は快楽に弱いね。確か、この辺に…」

ベッドの隣にあるチェストの引き出しから何かを取り出して、ぞんざいに投げ渡された。投げ渡されたものを反射的にお手玉しながら受け取る。それはコロンとした球体で、可愛いパステルピンク色をしているけど、間違いなくローターだった。

「サークルの抽選でネタのつもりで入れてたんだろうけど。捨てるのもなんだかもったいない気がして。せっかくだから使ってみようか」

一応動くかどうか確認して、微弱に触れるそれを胸で転がされる。先端に強く押し付けられると、初めての快感が全身を震わせた。

「ひゃああっ、や、ああっ！も、あ、いいっ！良すぎて、やだぁっ！」

「わがままだなぁ、京香は。こっちはもうびしょびしょなのに」

ロングスカートの裾から手を入れられ、布越しに触られ大げさなぐらい腰がはねる。やっと胸をさんざんいじめていたローターが離れ、ほっと息をつく。それと同時にスカートから手も出て行った。

「ローター使って一人でヤって見せてよ。やったことあるよね…」

「っっ！！そ、それは…そうだけど…」

それなりに興味があったし、家族がいない日とかに布団の中で誠君を思いながらしたことがないとは言わないけど。有無を言わせない瞳に負けて、ゆっくりと胸に手を這わせる。

最初はゆっくり、徐々に激しく揉みながら、乳首をこね回したり、甘くひっかく。胸の愛撫をやめないまま、片方の手をスカートの裾から手を入れると、もうあふれた蜜をにじませて色を変えている布の上からゆっくり秘部をなぞった。