お兄ちゃんの親友と恋人関係はじめます (Page 4)
がつがつと奥をこれでもかと突き上げられ、どんどん激しくなる律動に、ぱんぱんっと肌のぶつかる音がする。くるっと体を反転させられ、バックに体位が変わる。さっきまで当たらなかったところを擦られ、高い嬌声を上げる。
「ここかっ!」
「ああんっ、あ、あ、あっ!そこ、いいっ!イッちゃう!」
「はっ、俺も限界、次は一緒に…」
耳にちゅっと口づけられ、ぞくっと快感が走る。
「あ、イク!あ、あっ、イクっ!はあああんっ!」
背筋が弓なりに反り、ナカがきゅうきゅうと朋樹さんのモノをきつく締めた。
「あっ、俺もイクっ!」
朋樹さんのモノがどくんっと脈打つのを感じ、きゅっときつくシーツを握った。
*****
朋樹さんの腕の中でうとうとしていると、唐突に思い出した。
「スカート、クリーニングに出さないと!」
「いいよ、洗濯して落ちないようだったら持っていっとくから。もしくは新しいスカートくらい買ってあげるよ?」
「そんなこと言うと、高いのねだるよ?」
といいつつも無難な値段のスカートを選ぶ自信はある。そんなことできないでしょと笑われたから、すでに性格は読まれつつある。
「朋樹さん、好きです」
自然に唇から零れた言葉はなんとなく敬語だった。そんなに気軽に言える言葉ではまだないということだろう。
「…知ってる。湊、愛してる。これからは恋人として俺の隣にいてよ」
泣いてしまうかと思った。瞳が潤んでいたのか、優しく頭を撫でられた。お兄ちゃんの親友でもう一人のお兄ちゃんのように思っていた人と今度は恋人関係はじめます。
Fin.
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