お兄ちゃんの親友と恋人関係はじめます (Page 2)

ともにぃの家は駅から徒歩10分ぐらいのところにあるごく普通のアパートだった。

「ちょっと散らかってるけど、気にしないで。お風呂は入ってすぐ右だから。タオルとか適当に使っていいし、スカートは浸けときな。着替えは置いとくから」

「えっと、じゃあ、お借りします…」

言われた通り、スカートはお湯をためた洗面台につけておいた。コーヒーがかかった部分をシャワーで流す。こうやってシャワー浴びてると泊まったみたいだ。

「着替えもお風呂もありがとうございました」

「いえいえ。サイズ大丈夫?」

「かなり大きいけど、大は小を兼ねるし」

貸してくれたシャツもカーゴパンツも大きかった。ウエストは緩いし、裾もだぼだぼ、袖も余り気味だ。

「後でベルト貸すよ。湊ちゃん見るからに腰細いし」

その言葉にドキリとする。『ともにぃ』をもう一人のお兄ちゃんみたいに慕ってた。それは嘘じゃない。けど、面影が残っていても男の人で、私を女の子として扱う。どうしてもともにぃは男の人として意識する。

「ねぇ、ともにぃ。大きくなったら結婚してって言ったの覚えてる?」

「覚えてるよ。約束したよね、大人になったら結婚しようって」

他愛ない子供の頃の口約束だ。まだ有効だろうか。

「もう、大人になったよ。ねぇ、まだ約束は有効?ともにぃに愛される女の資格はもうあるのかな?」

「大人になったねはお世辞じゃなかったよ。でも、まだまだ甘ちゃんだな。悪い子だ」

そう言って触れた唇は熱かった。

*****

ベッドに押し倒され、もともと緩かった衣服はあっという間にはぎとられて今や下着姿だ。

「ともにぃ、恥ずかしいからそんなに見ないで…」

「朋樹でいいよ、もう子供じゃないんだろ?」

くすくす笑いながらからかうようにそう言う。改まって呼ぶとなるとなんだか照れてしまう。

「と、朋樹さん?」

「そう、いい子だ」

頬を撫でられ、その甘さに目を伏せる。ブラのホックを外され、浮いた隙間から手を差し入れられる。胸の柔らかさを確かめるように揉まれて、甘い声が漏れる。

「あ、あんっ」

胸にちゅっと口づけられ、先端に触れるか触れないかのところを指が行ったり来たりする。じんじんとしびれを訴え、赤くはれて、もっと強い刺激をねだる。軽く爪が引っかかっただけで、じんっと体の奥まで痺れた。

「あっ、焦らすのやだっ…」

「そう?俺は好きだよ。でも、嫌ならそれはおいおい…」

次があるのかと思うだけで胸が高鳴る。

触れるか触れないかでいた指先が乳首を撫でる。空いた方の乳首をかりりと甘噛みされて、背中が浮いた。ブラも取られ、より大胆にもまれたり、先端を弾かれる。

「はあっ、あ、あ、あっ!噛むの、いいっ!」

甘く噛んでは労わるように舌で転がされる。指で強めに弾いたり、撫でるようにさすられたりと絶えず変化する快感にくらくらする。じゅっと強く吸われ甘えた嬌声を上げた。

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