三十路間近な私が年下バーテンダーに心揺れ動く (Page 5)
内ももを撫でていた手は徐々に体の中心へ近づいてきて、下着の隙間から濡れたそこに触れた。彼の指が触れたことで分かったのは、想像以上に私が欲情していた事だった。愛液で溢れたそこは慣らす必要なんて無いほどに、快感を待ちわびていたのだ。
ゆっくり彼の指の腹がクルクルと円を描いたと思えば、そのまま根元までゆっくり突き立てられ、久しぶりの感覚に内部がキュッと指を包み込んで、私は更に吐息を漏らした。グリグリと奥の方で指が気持ちいいところを刺激して、私は掴んでいた彼の服を更に握り込む。
一本二本と増えていく指が中を掻き回し、小さかった快感の波がどんどんと大きくなるような感覚が襲う。
「だめ…イッちゃいそう…」
「…俺のでイッてほしい。入れていい?」
「うん」
重なっていた彼の体が離れ、慌ただしく服を脱ぐ姿を私はぼうっと見ていた。やはり鍛えているのか顕になった彼の腹筋は筋がくっきり浮き出ていて、少し汗ばんでいるのがすごくいやらしかった。ベルトを緩めてズボンとパンツをずらすと、いつの間にか手にしていたコンドームを手早く装着していく。すごい早業。
彼が私の開いた脚の間に入り腰を引き寄せ、数回熱のこもったソレを扱くと私の入口へとあてがう。ゆっくりと押し進められる彼のソレによって私の内側がこじ開けられ、包み込むように受け入れていく。
「あ…やば。めっちゃ気持ちいい」
「ん…」
隙間がないほど押し込むと彼は大きく息を吐いた。
「ごめん、すぐ終わっちゃいそう」
そんな言葉を言われると思っていなかった私は「へ?」と声が出た。
「めっちゃ気持ちよくて、動いたらすぐイきそう」
「そんなに?」
「うん」
サービストークなのか何なのか。でもそう言う彼の姿はシュンとしていて思わず笑いがこぼれる。
「笑うな」
「いや、意外すぎて」
「今更だけど名前なんていうの?」
「本当に今更ね」
「いいじゃん、教えてよ」
「夏希」
「夏希か、いいね」
そう言うと彼は私の体に覆いかぶさり「夏希可愛い」と零しながら、ゆっくり腰を動かし始めた。強い刺激では無いが、奥へ奥へ進みたいという彼の欲求は私の心をドキドキさせた。
彼の動きに合わせて軋むベッドが心地よく私の体を包む。耳から熱い吐息が聞こえて、心まで気持ちよくなっていく。
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