三十路間近な私が年下バーテンダーに心揺れ動く (Page 2)

 ああ、それそれ、可愛い女が飲みそうなお酒。甘くて、少しねっとりしていて、癖になりそうな感じ。

「いいじゃない、カルーアミルク。可愛い」
「じゃぁ、カルーアミルクにしとく?」
「遠慮しておく、私甘いお酒は苦手なの」
「いいね。その感じ、すごく好き」

 軽く放たれた「好き」という言葉は、不意に私の心を震わせた。その言葉を聞くのはどれくらいぶりだろう。こんな何ともない会話の中で放たれた言葉にドキッとするなんて、もう重症かもしれない。

「この店は、初めて?」
「うん、なんか雰囲気良さそうだったから」

 この人は社員なのだろうか、オーナーなのだろうか。それすらよく分からないが、お店の雰囲気を褒めた事に対して嬉しそうな笑みを浮かべた。

切れ長の目が弧を描いて目尻に皺を作る。笑うと可愛いんだなと、そんなことを思いながら目の前に出された酒を流し込む。先ほどまでのハイボールとは比にならない熱が食道を通って胃に流れ込む。

「嬉しいね。普段からバーはよく行く?」
「ううん、いつもは家で飲むの」
「へぇ、今日はなんでまた?」
「…なんか家に帰りたくなくて」

 普段ならそんな事、人に言わないのになぜか思わず口にしていた。私の言葉にバーテンダーのグラスを拭いていた手が止まり視線が交わる。え、何…私なんか変なこと言った?

「…そういう時あるよね」

 私は何て答えたらいいか返答に困り、またグラスを傾けた。

 私がお代わりを頼むころ、来店してきた団体客の接客でバーテンダーはカウンター奥に消えて行き、店内は耳障りの良いジャズが一気に騒がしい笑い声へと変わった。

 帰ろうかなぁ、とグラスに残ったウィスキーを飲み干したタイミングで、バーテンダーが新しいグラスと小さなお皿を持ってきた。

「煩くてごめんね、サービス」
「え、あ、ありがとう」
「それ、俺の好きなカクテル」

 それだけ言って、また忙しそうに去っていった。
 ロンググラスにはクラッシュアイスと落ち着いたブラウン色の飲み物が入っていてカットレモンが乗っている。さっき私は甘いお酒苦手と言ったのに、なんだか甘そうなカクテルだ。

もう一つ置いて行った小さなお皿にはアイスのように丸く盛り付けられたクリームチーズと数枚のクラッカー。

 私は恐る恐る少量のカクテルを口に含んだ。コーラのような甘い炭酸の味がしたと思えば後からフワッと香る紅茶のような香り。あ、美味しい。でもこのお酒、割と強いかも、と感じた私はチビチビと飲むことにした。

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