義兄の甘やかな執着。媚薬で溺れた私は義兄に処女を差し出した… (Page 3)
明日の仕事の下準備だけしようと作業をしていると、コンコンとドアがノックされる。
「なあに?」
おそらく義兄なので、適当に返事をした。
義兄は鍵がかかってようがかかってなかろうが、私の返事があろうがなかろうが、用がある時は入ってくるのだ。
案の定、入っていいとは一言も言ってないのに部屋に入り、1人用のソファに座る私の真横まで来た。
「ゆき、本当にお見合いするの?」
「するよ。だって、パパの話し方は決定事項だったでしょ」
「俺が行かないでって言っても?」
私はうっと言葉を詰まらせた。
正直、自分自身義兄に弱い部分があるのは自覚していた。
過保護が行きすぎた所もあるが、私を思っての束縛だと理解すれば何をされても許してしまう。
「…ゆき」
弱々しい声で呼ばれて、私の胸がきゅっと切なくなる。
「ごめん、はる兄。今回はパパが相手だし、断るのは難しい…と、思う」
どうにか伝えるも怖くて義兄を見ることができない。
重たい沈黙が部屋に落ちる。
ビシビシと義兄の視線を感じ、一旦謝るかと口を開けた瞬間、何かが私の唇を覆った。
「んぅ、はっ」
見開いた目に義兄の美しい薄茶色の瞳が飛び込んでくる。
そこで、義兄にキスされているのだと理解した。
「はるっ、んあ…ちょ、やめっ」
困惑しながら義兄に抵抗するも、両手を片手でソファの背に縛り付けられているので身動きが取れない。
顔を横にずらしてみたが、すぐにもう片方の手で顎を掴まれた。
「だめっだってっ…んん」
ぐっと口の中に押し込まれた義兄の舌に驚く。
そして広がる、甘いチョコの味。
義兄は口移しでチョコと思われる固形の食べ物を私の口の中に入れたのだ。
びっくりして舌で押し返すも、義兄は食べるまで許さないとばかりに唇を離さない。
「ん〜!んんっ」
抵抗してみるもびくともしない義兄。
私はやけくそでなぜ今食べさせられたのかわからない、チョコ味の謎の物体を飲み込んだのだった。
義兄は私から少し離れ、くったりとソファに身を預ける私を眺めている。
「…何を…えっ」
私に何を食べさせたのか聞こうとするも、どんどん身体が熱くなっていくのを感じ、驚きの声をあげてしまった。
心拍数が上がり、呼吸が乱れる。
もうすでに寝巻きということもあり上は黒のTシャツ1枚で、そのTシャツを押すように胸の粒が立ち上がっていた。
誰にも触られたことのない蜜部も切なくなり、私は太ももを強く閉じる。
「ゆきは昔から薬の効きが早いもんね」
にこりと笑っているが義兄の目は全く笑っていなかった。
「何を食べさせられたのか気になる?」
私は、身体の異変に震えながら小さく頷いた。
「媚薬だよ。俺が食べさせられそうになったものなんだけど…。取っといてよかったな」
「きゃあっ!」
Tシャツの上から胸の突起を弾かれ、私は甘い悲鳴をあげながらびくりを身体を震わせた。
「ゆき、苦しい? 俺が助けてあげようか?」
この状況に陥らせた張本人が「助ける」とは何なんだろうか。
義兄の理不尽さを訴えようとするも頭がぼーっとしてきて、この熱をどうにかしたいということしか考えられない。
私は潤んだ瞳で義兄を見上げ、声もなく「助けて」と呟いていた。
義兄はその声を閉じ込めるように私の唇を再度覆ったのだ。
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