私だけの特別マッサージに蕩ける夜 (Page 4)
狂暴なぐらい屹立したモノが蜜でぐちゃぐちゃになった入り口の浅いところを刺激する。この先への期待でもっともっとときゅんきゅんナカは締まる。
「欲しいですか?」
コクコク頷いても、おねだりが足りてないと言いたげな顔された。期待が羞恥を上回り私は口を開く。
「もっともっと欲しいっ…あっ!」
言い終わるか否かでぐっと奥まで突き込まれる。待ち焦がれた刺激に細胞レベルで歓喜しているのが分かる。ぎゅうっとナカが締まり、朔夜さんのモノに吸い付き離れたがらない。
「締め付けて離そうとしないなんて、楓さんは甘えん坊ですね」
「甘えちゃ、だめ?」
「いくらでもどうぞ」
ナカを擦られ、角度を変えられた瞬間いい所を擦られる。甘い快感に頭が痺れる。
「ああんっ」
「見つけました」
いい所を重点的に突かれ、信じられないぐらいの快感が背筋を駆けあがる。
「あっ、あんっ、ああっあっあっ!そこばっかり、だめぇっ!あっ、また、イッちゃうっ!」
「俺もそろそろイクッ」
きゅんきゅんナカが収縮して、絶頂が近づいてくる。ガツガツ奥を突かれ、パンパンッと肌がぶつかる音がする。
「あ、イクッ、イッっちゃう!ああああぁああああんっ!」
「はっ、…くっ」
朔夜さんが短く息を吐くと同時にナカのモノがドクッと脈を打ち、ぎゅうぅっと一際ナカが締まった。余韻にどっぷりとつかりながら、朔夜さんの背に手を回しぎゅっと抱きしめた。
*****
冷たいタオルを渡され、身体を拭いていく。火照った体に冷たいタオルが気持ちいい。着てきた服を着て、手櫛で乱れ切った髪を整える。メイクは直すより落としてやり直した方が早いと判断し、一度メイクを落としてからやり直した。
何故かその様子を朔夜さんはじっと見ている。
「あんまりすっぴんとか、化粧してる所とか見られたくないんですけど」
「ああ、すみません。かわいいなぁってずっと見ていたかっただけです」
さらりとそんなことを言われチークを落としかけた。営業トークのサービスの一環だとは思っているけど、そんな甘く言われると本気にしそう。グロスを手にとると、
「ちょっと待って」
と言われ、手を止めると掠めるようにキスをされる。
「そのグロスよく似合ってます」
「あ、ありがとう?」
困惑したままグロスを塗り直した。立ち上がると朔夜さんが名刺をくれた。
「裏に書いてあるのは直通の電話番号です。いつでもかけてきてください。もちろんご指名もお待ちしております。そのグロス本当に似合ってるんで、今度はつけたまま一杯キスさせてください」
「私だけ?」
朔夜さんは笑って人差し指を立てた。皆には秘密ってことらしい。
「また指名するし、電話もするから」
それから一週間。またこらえ性がないとか言われちゃうかな。震える指先で番号をタップする。
「お待ちしておりました、楓さん」
その声に笑いがこぼれた。
Fin.
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