男運の悪い私の青い鳥は幼馴染でした (Page 2)

Tシャツを脱ぎ捨てた翔から思わず目を逸らす。別に初めて見た訳でもないのに、急に直視できなくなった。それは雰囲気のせい?

「何で急に逸らすの。やっぱり嫌?無理?やめる?聞くのはこれが最後」

「い、嫌じゃない…」

「なら、目を逸らさないで。しっかり見てて、今から誰に抱かれるのか」

恐る恐る翔へと視線を戻す。目が合うと同時に唇が触れた。キスがあんまりにも気持ちよくて、もっととねだるように翔の首へと腕を回す。無意識に入っていた余分な力を抜くとキスが深いものへと変わっていった。

*****

気が付けば、一糸まとわぬ体にされた。あまりの早業に異議を挟む暇さえ与えられなかった。
翔の長い指が鎖骨をなぞりそっと胸に触れる。くすぐったいような感覚に身をよじると、ぐりっと乳首を押しつぶされる。

「あっ」

「想像してたよりずっと綺麗だし、感じやすいな」

きゅっと強めにつままれたり、私の反応を見ながら多彩に責め手を変えてくる。時折、急に責めがとまると乳首がジンとして赤くとがって主張する。片方を強く吸われ、背中が浮いた。

「あっ、ああ、そんな強く吸わないでっ」

「嫌いじゃないだろ?」

その言葉に何も言えなくなってしまう。嫌いじゃないどころか、気持ちよすぎる。怖い位に。胸だけでこんなに感じたのは初めてだ。翔はじっくりと時間をかけてくれている。それは分かるけど、私は欲張りになる。物足りなさに、脚を擦り合わせる。

「胸だけじゃ足りない?」

「うん…。下も触って」

「いいよ」

高まる期待にどろりと蜜がこぼれる。その期待に反して、ぎりぎりのラインをなぞるばかりで、一向に触れない。イイところをかすめてはするりと離れてしまう。脚の付け根をなぞられ、ぞくぞくっと快感が走った。

「こういう皮膚の薄いところって、割と性感帯なんだよね」

「やだ、焦らさないでっ。お願い、翔」

その言葉に満足げに笑った翔が割れ目に指を沿わせる。下から上になぞられると先ほどとは比べ物にならない快感が背筋を掛けぬけていく。

「ああんっ、あ、あ」

「どろっどろ、やらしいね」

「や、あ、気持ちい、もっとぉ」

何回目かも分からないキスをしながらもっととねだる。こんなおねだりしたことない。そもそも歴代彼氏は前戯がなんだかおざなりで自分が気持ちよければそれでよし。自分本位な男が多かった。翔は今の今までじっくりと時間をかけてくれている。相当辛いだろうに。

「もっと、翔の好きにしていいから。だから、もっと…」

「後悔するなよ」

その言葉と共にクリを擦られ、私は甲高い嬌声を上げる。とろりとさらに蜜がこぼれる。その蜜を擦りつけるようにさらに擦るスピードが上がり、嬌声はとぎれとぎれのものに変わった。

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