いつも優しい優等生彼氏。夜は好奇心旺盛な執着溺愛彼氏に…!? (Page 4)
口を重ねると、ゆっくり舌が入ってきた。私の舌を探りながら、私の口内を味わうように。そして次第に、ミツキくんはわたしの舌を見つけた。突然の感触に、咄嗟に舌を引っ込めてしまったけれど、ミツキくんは逃がすまいと舌を絡め、手で私の後頭部をおさえる。
ぬるりとした、熱い、だけど何故か甘い気がするこの深い口づけ。頭が溶けそうになり、だんだんと私の身体は力が入らなくなり、耐えられなくなって、重力に負けて座り込んでしまった。私の後頭部を支えていたミツキくんも、雪崩のように座り込み…というより、私に少し覆い被さるような形になる。
唇が離れ、息を整えながらミツキくんの表情をみると、ぞくりとさらに身体が熱くなった。みたことのない、獣のように目を細めるミツキくんの姿があったから。だけど、私の視線に気がつくと、ぱっといつもの優しい笑顔に戻る。そして、私の頭を撫でてくれた。
『まだ玄関だったね。…ベッド、いこっか?俺ね、今日のために色々調べてきたんだ。実践は、はじめてだけど…だから安心して?』
ミツキくんのことだ、本当にたくさん勉強してきてくれたのだろう。既にもういつもよりハードなスキンシップにへろへろなのだけど、私はこのあとの行為を乗り越えることができるのかと不安になる。
でも、いつも優しいミツキくんのことだ。問題はないだろうと思っていた…。
「ちょ、ミツ、く、やあ」
『んー?』
「待って…もうだめ…」
問題ないとお気楽に考えていた少し前の自分に伝えたい。そんな訳はないと。
最初は良かった。ミツキくんはベッドに移動したあと、私のことを気持ちよくしたいと宣言し、ゆっくりと探るように服ごしに触った。私の様子をうかがいながら、ゆっくりと。しかし、私が感じているとわかると、少しずつエスカレートしていった。服に手をいれ、胸を直にさわり、もう片方の手をやり、下半身に手を伸ばし、下着越しに触られる。
それだけで頭がパンクしそうだったのに、ミツキくんは顔を私の耳によせ、舌で耳をなめ始めたのだ。耳、胸、アソコを同時に責められてもう私は限界だった。どう勉強すれば、未経験でこんなに器用なことができるのだろうか。
『はあっ…ゆみちゃん本当に可愛い…もっと感じて』
「やだ、同時やだっ…」
『やだ…?それはどっち?気持ちよすぎてやだってこと?本当に嫌でやめてほしいってこと?』
しかも、こうやってずるい聞き方をしてくるのだ。
マジメな彼の探求心によるものなのだろうが、今は厄介すぎる…。そんなの答えは決まっている。
青くさ
拝読していて
手を取り足を取り
指導したくなっちゃいました
青くさくて青春時代を思いだしてしまい
ほろ苦いです
香里 さん 2022年5月5日