いつも優しい優等生彼氏。夜は好奇心旺盛な執着溺愛彼氏に…!? (Page 3)
ホテルの部屋の前に着く。
行為をするのはもちろん、ラブホテルに来るのもはじめてで、私の心臓は高鳴りすぎて弾けてしまいそうだった。
ミツキくんが扉を開き、私を先になかにいれてくれて、後ろで扉を閉める。
それとほぼ同時に、ミツキくんに後ろから抱き締められる。
「…み、ミツキくん!?」
『はあー…やっと二人っきりになれた』
ぎゅうっと、抱き締める力を込めるミツキくん。抱き締めてくれた手に、私の手を添えると、ミツキくんの手はとても熱かった。
『今日、なんでそんなに可愛いの…』
「え!?」
『や、ゆみちゃんはいつも可愛いよ?いつも可愛いけどさ、いつも髪型はストレートなのに今日はきれいに巻いててすごく似合ってるし、そのワンピースもすごく可愛いし、お化粧もいつもと違うよね?』
「え、わかったの…?」
『わかるよ。わかるに決まってる。いつも見てるんだから…。で、俺実は朝から余裕なくて、でもがっついて怖がらせたくないし安心してほしかったから、まずはいつも通り楽しくデートしようと思ってたのに…いつもより可愛い君の笑顔をみたとき、ああ、この子を俺は今日脱がすんだって思うともうダメで…』
ミツキくんが、私の首もとに口を近づける感触がした。すると、そのまま耳にかけて感触が伝わり、私のすぐ後ろにミツキくんの顔があることがわかる。
『もう無理…』
いつも明るい声のミツキくんとは違った、低い声でそう呟かれ、私も顔が一気に熱くなる。まだなにもされていないのに、息が苦しくなってきた。
ミツキくんは、手を私の顎にやり、顔を後ろに振り向かせる。そして、明らかに興奮している顔つきのミツキくんの表情を見たのもつかの間、口を重ね合わせた。
「んっ!?…ふ…」
いつもの軽いスキンシップのようなキスとは違う、貪るように強引な口づけに驚く。それは、まるで食べられてしまうのではないかと思うほどだった。
『…はっ…はぁ…』
「ミツキく、ちょ、待っ…」
『待てない。もっと…』
「やっ…ん…」
少し口を離しても、またすぐに口を重ねられる。そして次第に、ミツキくんは私の唇を舐める。
『ねね…あのさ、舌、入れてみてもいい?きもちいらしいんだけど…』
「う、うん…」
『…ふふ、ありがと。…ん』
強引だけど、はじめてすることに対して、まず私に確認してくれるところはいつものミツキくんだ。いつも通りのミツキくんなのに、行動はいつもより荒くて、頭がクラクラしてきそう。
青くさ
拝読していて
手を取り足を取り
指導したくなっちゃいました
青くさくて青春時代を思いだしてしまい
ほろ苦いです
香里 さん 2022年5月5日