いつも優しい優等生彼氏。夜は好奇心旺盛な執着溺愛彼氏に…!?
ウブな大学生カップルの二人は、ついに初夜に臨むことに。優しい彼との初夜はソフトに終わると思っていたけど、彼女のことが大好きな真面目な彼氏は行為についてたくさん勉強。その結果、彼女は彼氏からの強い快感に追い詰められることになってしまい…。
優しいミツキくんのことだ、はじめての行為も優しくソフトに終わるだろうと思っていた。
『ねえ、気持ちい?どう?ゆみちゃん、ね~え?』
「あっ、まってまって、ミツキくん…!それ以上は…」
『これは嫌?嫌じゃない?表情は気持ち良さそうだけど…じゃあこれは?』
「まって、ちが、気持ちよすぎて…」
しかし、ゆみは想像もしなかった。
“勉強熱心”な彼が、ここでも才能を発揮させてしまうとは…。
*****
1週間前…
『ゆみちゃん。あのね、少し話があるんだけど…』
私の彼氏・ミツキくんは、神妙な顔つきで話を始めた。
私とミツキくんが付き合い始めて半年。
同じ大学に通い、学科は違うものの、一緒に通ったりランチをしたり時にはデートしたりと、大学生カップルとしての楽しい生活を送っていた。
今日は、ミツキくんの部屋で勉強会。それぞれ別の課題をやったり、時には相手の学問の話を聞いたり…私たちにとってはよくあることだった。
そして、勉強会…といっても、交際している二人が部屋で二人きり。外では恥ずかしくてできないようなハグをしたり、軽くキスをしたりすることもあった。
部屋といっても、ミツキくんは実家住まいのため、リビングにはご家族も勿論いる。なので、静かにこっそり。
「話…?」
『うん。あのね、結論から言うと…。僕は君のことを脱がせたいと思ってるんだ』
「…ん!?」
突然のミツキくんの告白に、思考が止まる。そんな私の様子をみて、慌てた様子でミツキくんは捲し立てる。
『ああ!!いや、ごめん本当に急に!こんなこと言われたら驚くよね!!いやでも、僕にとっては急なことではなくてね、実はずっと思っていたんだ…。ごめんね、引かれちゃうかな…?』
申し訳なさそうに困り眉で言うミツキくんは、まるで子犬のようだった。
「や、その、嫌とかじゃなくて!突然だったからびっくりしただけで。それに…その」
『…?』
「私も、そういうことしたいって…思ってたし。ミツキくんがしたいって思ってくれてるって聞いて、嬉しいよ」
そう、交際している以上、いつかはそういうことをするだろうと思っていたし、実際私もしたかった。だけど、勉強が好きで真面目で優しいミツキくんは、私のなかでは性とは対極にいた。もし私からミツキくんにそんなことを言ったら、破廉恥な女だと思われて引かれてしまうのではないかと不安で言い出せていなかったのだ。
しかし、不安だったのは私だけじゃなかったみたいだ。
青くさ
拝読していて
手を取り足を取り
指導したくなっちゃいました
青くさくて青春時代を思いだしてしまい
ほろ苦いです
香里 さん 2022年5月5日