あなただから…じゃあ、ダメ? (Page 2)

「あああっ、んっ、ばある!おっきっ…!いた、いっ…!」

獣人は体格が大きい分、言うまでもなく彼自身のものも大きかった。

けれど、彼のものが自分の中で激しく暴れまわっていることがなんだかとてもうれしかった。

まるで、本当の彼をさらけ出してくれているみたいに感じたから。

「すきっ、大好きぃ…!バールっ!かっこいい、からっ、やさしくてっ、おおきくってぇっ、好き!大すきぃ!もっと、もっと!」

私も我慢できなくて、声を激しく上げてしまった。

「僕も、君のことが好きだ!けどっ、怖かったんだ!君を傷つけてっ、しまわないかって、ずっと、ずっとぉ…!!」

なんだ、私たちはしっかり愛し合えてたんだ。

そう思うとうれしくて、私は思わず激しく腰を振ってしまった。

彼に気持ちよくなってほしくて、もっと愛し合いたいって。そう思ったから。

「ねぇ、バールっ!だしてぇっ!たくさんっ!私の中にぃっ!大好き!あっああっ、愛してるっ、おっきいので、たっくさん、きもちよく、なってえええ!」

「俺、出ちゃうよっ!たくさん、君の中で出していいかなっ…?」

私はその問いかけににこりと笑顔で返す。

バールは安心したような表情を浮かべて、そのままたくさんの白いものを吐き出した――。

*****

「なんで、好きでいてくれるの?」

ベッドに横たわりながら、彼は私に聞いてきた。

私は一言、こう彼に伝えて口づけをした。

「あなただから…じゃあ、ダメ?」

Fin.

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