意地悪な男友達に彼氏ができるかもしれないと話をしたら急に襲われた件。 (Page 5)

「…あー、ごめん」

ひとり言のようなトーンでポツリと呟いた江藤君は私の腰を掴んだまま。

「…っ、あぁ…っ…は…ぁっ…」

一気に最奥まで挿れた。

「抜け…っ、馬鹿…っ」

江藤君の胸らへんをバンバン叩くけど、それを気にもせず腰を動かし続ける。

「ちょ、真冬、待って…っ…」

待ってほしいのは私の方だし。

「て、か…っ、ゴム…」

「…付けてるわっ」

私の質問にしっかりと答えた後、江藤君は私のブラウスとブラをたくし上げて胸に吸い付いた。

「あー…やべぇ、まじ…っ」

ゆさゆさと、揺さぶられる身体が快感を覚えてしまって。
抵抗しようにも、その快感には抗えなくて

それならいっそ、犬に噛まれたとでも思ってなかったことにしよう。

そう決意して、ギュッと目を閉じて彼にしがみついた。

「…ごめ、出そ…っ」

「んっ、あぁっ…、っ…ぁっ…んーっ…」

早くなるピストンに頭は真っ白になりながら、どんどん絶頂が近付く。

「好きだっ…」

ギュッとお互い抱きしめ合いながら、彼は欲を出した。

ドクドクと中で動くものに小さく反応してしまいながらも、やっと私の中から出してベッドに2人で倒れ込む。

その時ふと、江藤君の言葉を思い出した

「…は?」

時間差で、江藤君の言葉を理解してしまった。

「…は?」

好きだって何。

首を傾げる江藤君は、私の驚いてる顔を見て自分の言ったことにやっと気付いたのか顔を真っ赤にさせた。

え、嘘。本気?

*****

お互い服をしっかりと着た後、お酒なんか元から飲んでなかったかのように酔いがすっかりと覚めたらしい江藤君は私の目の前で正座をしている。

「本当にごめんなさい」

正座をしたまま頭を深く下げるから、土下座のような形になってしまっているけどそんなこと気にせず彼は私の返事を待って顔をあげようとしない。

「…なんでしたの」

「真冬に彼氏ができるかもって、焦って。…後、本当申し訳ないけど、お酒の力もあって理性も効かずに」

顔をあげるよう促して、江藤君の顔を見ると彼は言葉を続けた。

「…毎日あんな意地悪言ってたけど、彼氏できてないかって不安で」

段々と小さくなる声と、少しずつ下がる江藤君の頭。

「…なんで」

「好きだからに決まってんじゃん」

私の問いに、勢い良くバッと顔をあげる彼にドキッと胸が鳴った。

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1件のレビュー

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    1

    はな さん 2023年6月30日

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