気持ちよくさせてあげますね?

・作

幼馴染で同級生の和(なごみ)がマッサージ師の資格を取って、地元の親の店を継いだらしい。そんな知らせを受けて、私は彼のお店を訪ねる。この時の私はまだ、和のマッサージが恐るべき快楽の入口であることなんて知る由もなかった。

仲の良い幼馴染が親の整体院を継いだという話を聞いた。

「俺、マッサージって人を気持ちよくさせれるからいい仕事だと思うんだ」

彼、和は自分の親の仕事について、そう言って楽しそうに話していたことをよく覚えている。

高校を卒業して、リラクゼーション系の専門学校に入ってからは疎遠になってしまったけれど、久しぶりにそんな知らせが来たので私は今日、和の店に来ていた。

「ここかな?」

少し改築はされているが、基本的にお店の雰囲気は昔とさほど変わらない印象だった。

私自身、就職してから座り仕事の連続だったので腰痛やお尻の痛みに悩まされていた。

「和、元気にしてるといいな」

久しぶりに見る彼の顔を楽しみに、私は店の中へと入って行った。

*****

「久しぶり~」

「あっ、来てくれたんだ」

穏やかそうな垂れ目ににこやかな笑顔。高校時代とあまり変わっていなかった。

「ささ、お客さん第1号だし早速横になってよ」

私は彼の言葉に従って、マッサージ台の上に横になる。

「じゃあ、始めるね?」

これから始まるマッサージの恐ろしいほどの気持ちよさを私はまだ、知らなかった――。

*****

「うん、うんうん。こってるね」

肩や背中の筋肉を強く刺激したり、揉み上げながら彼はそう言ってきた。

和があまりにストレートに言うものだから、私はつい「そ、そんなにこってるんだ…」と困ったような表情を浮かべてしまう。

「特別マッサージ、してあげる」

和は私の目を見ながらにこりと微笑んでそう言った。

そう言うと和は「洋服、脱いでくれる?」と一言。

「えっ、なんで!?」

「そっちの方がコリを直接刺激できるから、ね?」

私はしぶしぶ上の洋服を脱ぎ、下着姿になる。例え幼馴染とはいえ、自分の下着を見せるのは恥ずかしい。顔が熱くなる。

「あ、下も。お願いね?」

「えっ!?何で…さすがに下は…ちょっと…」

「お尻の筋肉がすごい張ってるんだよねぇ」

「…でも、っ…」

「お願い?」

じぃっ、とこっちを見つめながら彼はお願いしてくる。

顔がどんどん熱くなっていくのを感じる。

私は彼の視界に入らないようにスラックスを脱ぎ、手で下着を隠すようにして戻ってくる。

「じゃあ、そこに横になって。手はだらーんってしてね」

「し、下着…見えちゃう…」

「その分、気持ちよくさせてあげる」

彼の甘い言葉に私はまんまと乗ってしまった。

私はギリギリまで下着を隠すようにして、うつ伏せで台に乗る。

手はだらりとさせているため、もちろん下着は丸見えだ。

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