月一のカノジョ (Page 2)
私は自分のクリトリスに手を伸ばし、指を中に入れる。
ぬちゃり、と粘着質な音が部屋の中に響き続ける。
私はいつも、こうするときはリィさんと一つになることを考えていた。
股をぱっくりと開いて。恥ずかしいところが全部全部、丸見えになるようにした。
「みて、私を…みてよ…っ!もっと。わたし、を、みて…ぇっ!」
「っはぁ、っ、僕も、気持ちいい、よ…!ああ、イく、出そうだ、出る…っ!」
ああ、あの人の一部が。白い液体が飛び散り、びしゃりと床に散った。
もったいない、私はそれを貪るように床にへばりつき、舐める。
(ああ、リィさんの味…)
せめて、こうやって一つになりたい。私の思いはあの人には届かない。
リィさんは満足げに、「っあぁ、最高だなぁ、君は。いいペットだよ」と笑っていた。
(ああ、ペットか)
私はむなしい気持ちを抱えながら、彼を見つめる。
終了の電話が鳴り響き、リィさんは「じゃあ、また来るよ」と去っていった。
むなしいだけの、一人きりの部屋がそこにあった。
Fin.
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