最後の願い~あなたがほしい~ (Page 4)
グググッ…
奥深く、少しずつ押し進める。
彼の全てを包み込んだ時、喜びを感じたと同時に切ない気持ちになった。
大好きな人と1つになれたけど、彼は私のものじゃない。
今日限りで終わる。
でも今だけは…幸せを、喜びを感じていたい…。
涙を流しながら二階堂くんと1つになった。
二階堂くんは腰を何度かふり、すぐに果てていた。
*****
情事が終わるとすぐに二階堂くんは帰ってしまった…
玄関前で振り向きもせず、
「ごめん…」
その一言だけを言って家を出た二階堂くん。
私はしばらく放心していたが、ベッドには二階堂くんの残り香が…
私の身体にもまだ余韻が残っている。
彼を想って涙した。
たくさん泣いた。
目が腫れるくらい号泣した。
そして1ヶ月後、私は会社を辞めたのだ。
もう二階堂くんと会うこともない。
あなたが好きでした
大好きでした
あなたと1つになれて私は幸せでした
あなたと知り合い、毎日がドキドキとワクワクの連続で、私の世界は明るいものになりました
こんな気持ちにさせてくれてありがとう
本当に本当にありがとう
お元気で、二階堂くん…
幸せになってね
Fin.
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